《非リアによって世界は回っている。》
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(さっむ!ベランダの窓閉め忘れたっけ?)
俺は目線だけ向ける。するとそこにいたのは
「あ〜腰いてぇ」
こちらに背を向け窓を閉めている全身真っ赤な初老のおっさん....もうお分かりだろう。
(またてめぇかぁぁあああああああ!!!!!!!!というかまた子の展開かよォ!!!)
通称初老サンタ、俺のオヤジだ。一昨年のクリスマスにも同じことしていた。あ、一昨年ってのはこの話の中の時間で現実では去年です。
「おお、また見事に寝てるな。彼女にフられたばっかなのにメンタル強いな」
(なんで知ってんだぁっぁああ!!??)
「お前のツイッターアカウント特定してるから」
(マジかよ!?うわっ親に見られるとか中々恥ずい!)
「冗談だ。ホントはお前が町でプチテロしまくってたのをみかけたからあぁフられたんだなぁって察したんだよね」
(えぇ....それ見られんのもショックなんだけど。)
「まあそれはそうとして、今年俺が来た理由を話そう。....お前に真実を言いに来た。」
急に真面目な顔になるオヤジ。
(は?真実?何の?)
俺がそう思っていると
「俺実はマジモンのサンタなんだよね」
といった。
........
(は?)
「いままでどっかの会社で窓際やってるとか適当に濁していたけど、俺ホントは日本担当のサンタなんだよね。」
(待って、作者の文章力がないせいと話が突拍子すぎるのと相まって意味わかんねぇ)
「つまるところお前はサンタの息子ってことだよ。っつーか起きてるの気付いてっから普通に話していいよ?」
「気ぃ使ってやってたんだろ一昨年同様よぉおおお!!!」
俺は布団を吹っ飛ばしながら跳ね起きる。しかしオヤジは動じずに続けた。
「信じない?」
「あぁ〜・・・・そうだな証拠提示しだいでは信じるが。っつか初老のおっさんが上目遣いで何が信じる?だよ。骨なしチキンが飛び出るかと思ったぞ」
「気にするな。.....証拠か、五階にある筈のこの部屋の窓から入ってきた時点で信じない?」
「マジだ!!!でもどうやって入ったんだよ!ま、まさか!!」
俺が驚愕で目をむいているとオヤジがドヤ顔で答えた。
「そう、鹿だ」
「いやトナカイだろっ!?」
俺のツッコミをオヤジはいつの間にか座って、腕を組んで答える。
「いんや、日本は奈良公園の鹿埒ってこき使ってる。」
「奈良の人に謝れ!」
「いや、そうは言ってもサンタってブラックな仕事なのよ実際?ほらお前も言ってたじゃん世の中は犠牲で成り立っているだったか?シカに犠牲払ってもらってます。奈良の鹿じゃねぇと飛ばねぇし。」
「いやそうはいってもだがな.......って奈
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