《非リアによって世界は回っている。》
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拍手!これは再誕を祝う拍手だ。
俺は即座に理解し、そのうえで彼らに話しかける。
━━━━え?誰の再誕かって?
「ふぉふぉふぉ、カップルさんや、突然じゃがクイズじゃ。わしの服は真っ赤じゃがなぜか知っとるかの?」
━━━━そんなの決まっているだろ?
「えー?わかんなーい。正解は〜?」
━━━━非リアの事を同士と呼び、
「ふぉふぉふぉ、正解はじゃな」
俺はそこまで言葉を紡ぐと帽子と髭を一気に取り払った。俺の素顔をみた二人は一瞬の驚愕の表情から一気に青くなる....
━━━━一話の主人公にしてプチテロの実行者!
「てめぇらリア充の血を吸ってるから、じゃよ」
━━━━俺こと鹿田 雪弥だぁ!
俺は切田の顎へ渾身の右フックを放った。もろにくらった切田はぶっ飛んだ。
背中から地面に倒れた切田は立ち上がる様子がない、そりゃそうだ、脳震盪の一つでも起こすだろう。
リア充への怨念込めたパンチを延々と自室の壁に打ち込んでいた俺の一発をうけたんだからな。
聞こえてはいないだろう。しかし、俺は首をならし、倒れ込んだ切田に向けて言い放った。
「リア充に.....制裁を」
そして次に俺は怯えている元カノ....っと、名前なんだっけ。ま、いいか。に体を向ける。
気づけば、俺の黄金の右フックをみた他の客やらスタッフが集まってきていた。
....丁度いい。
「あ、あの、雪弥く「この女はショタっ子狩りだぁぁああああ!!!!!道行く幼稚園〜小学校低学年の男の子は漏れなく性的対象に見てますゥゥゥゥゥ!!!!!!おか――さん方ぁぁぁ!!!お宅のお子さん守ったげてぇぇぇぇ!!!!!」....え?」
元カノの言葉を遮り俺は力いっぱい叫んだ。もちろん真っ赤なウソである。だが、こいつを貶めるのには充分すぎる。世の中怖くなったからね、ほら見てごらんそこかしこでスマホが構えられている。あとはあいつらの誰かがSNSに上げれば一瞬だ。そのツイート見つけ次第アカウントとともにRTすればミッションコンプである。
俺は叫び終わると顔を真っ青にした元カノと目が合う。
俺は最大限に穏やかな笑みを浮かべ言い放つ。
「クリスマスプレゼントだ、とっとけ。」
そして俺はその場から走り出した。・・・・・・・
そして、俺はそのあと遊園地にバイトをやめる旨を電話で伝えた。といってもどっち道クビだっただろうが。そしてその時に聞いたのだが切田の奴は警察に通報などはしなかったらしい。面倒ごとを避けたかったのかどうかは知らないが、顔面殴られといて何もないってのはどいうことだろう。俺にしてはラッキーだけど。その場のノリで殴っちまったからいつ警察が来るかって部屋で怯えてたからね。そこ、ダサいとかおもってんじゃ
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