暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1531話
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 当然エアリーズとの距離が近づけば地上のリーオーやトラゴスも援護攻撃など出来る筈もなく、攻撃を躊躇う。
 まぁ、今までまだ一発の弾丸もトールギスを捉えていないのだから、ここで下手に援護射撃をしても誤射となる可能性が高い。
 しかもこの場合は一発だけなら誤射かもしれないとは言い切れないだろう。何しろ地上のMSは50機近いのだから。
 さすがにそれでは誤射とは呼べないらしく……まぁ、そんな馬鹿な行為をする奴がいないのは当然か。
 ともあれ、エアリーズ部隊の方も黙って俺が近づいてくるのを見ている訳ではない。
 チェーンライフルによる一斉射撃が行われるが……その全てを、トールギスはスーパーバーニアを使って回避していく。
 ちっ、けどこうも細かい操作をするとなると、やっぱり俺の反応速度に付いてこられないな。
 少し本気を出そうと思っただけで、トールギスの反応は俺についてこられなくなる。
 勿論それは分かっていたし、全て承知の上で俺はトールギスを操縦しているのだ。
 である以上、ここで愚痴を言っても始まる訳はない。
 出来るのは、トールギスがどこまで俺の反応についてくる事が出来るのか。その限界を知っておく方がいいことだろう。
 トールギスの反応速度の限界を確認しながら、俺はチェーンライフルの攻撃を全て回避してエアリーズとの間合いを詰めていく。
 チェーンライフルというのは、簡単に言えばマシンガンだ。
 いや、名前が違っているんだから細かいところに違いはあるんだろうが、少なくてもこうして俺に撃ってきているのを見る限りでは、マシンガンという認識で構わない。
 普通ならマシンガンを回避するような真似は出来ないのだが、幸い俺は普通ではない。
 20機のエアリーズがフォーメーションを組んで撃ってくるチェーンライフルの弾丸を全て回避しつつ距離を詰める。
 そうして左腕に装備されている盾を構え、そのまま突っ込み……そうなれば当然トールギスは進行方向にいたエアリーズとぶつかる訳で……強い衝撃と共に、エアリーズは吹き飛ぶ。
 フォーメーションを組んでいた以上、吹き飛ばされたエアリーズの側には当然他のエアリーズの姿があり、吹き飛んできた機体にぶつかって衝撃を受ける。
 尚、トールギスはエアリーズにぶつかっても全く何の問題もない。
 一般的なMSよりも軽い機体ではあるが、それでもトールギスはエアリーズより1t近く重い。
 更に改修されたスーパーバーニアにより20Gを超えるだけの速度を出す事が可能だ。
 そして何より、俺の操縦技術で当たる速度と角度を調整した事により、ぶつかった際の衝撃を全てエアリーズへと与える事に成功していた。
 機体をぶつけるという行為そのものはそんなに経験はなかったが、近距離攻撃を行う時の要領がそれなりに使えている。
 フ
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