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ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ!・ω・`)ノ
9話 「領地相続戦争@〜疲弊戦〜」
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「クソガキが死ぬのは……ワシの栄光のためだっ……!!
なぜっ!次男というだけで、やってもいない親族殺しの罪を背負わされてっ!家を追い出されなければならない!
なぜっ!家を相続できるのは長男だけなのだ!本来なら平等に土地を分割するべきだ!
この世の理不尽に激怒したワシはっ!だからっ!兄を殺したのだぁー!
い、息が苦しいっ……ぜぇ……はぁ……」

「いや、全員に相続させたら、数世代先の子孫が貧乏な家だらけになるからだろ……。
影響力ゼロになった家とか意味ないだろ?」

『こんな状況でマジレス』『遺産相続争いは大変ですお』

「だから死ねぇー!ワシの栄光のために!
死体は、両親と同じ墓に埋めてやる!
や、やっぱり呼吸が……く、苦しいっ……!」

叔父は、走りすぎて辛くなったのか、息切れが激しい。30代はまだまだ若くて力が出ると思うのだが、体力というものがないようだ。
でも、僕は叔父に対して容赦はしない。
父親はともかく、犬耳の可愛いお母さんを殺したのは許せない。
モーニャンを凌辱して殺そうとしたのも許せない。
愛らしい獣娘を、一時的な性欲を満たすために殺そうとしたのも絶対に許してはならない現実だからだ。
だから言ってやった。ここで死ぬのは――

「今だぁー!やれぇー!」

死ぬべきなのは叔父達……傭兵側の方だ。
僕の叫びと同時に、森に潜んでいた獣人達が紐を回転させて投石を開始する。
その数は――400人。
獣人の戦闘力を10とするならば――4000人 VS 50人というワンサイドー虐殺ゲーが始まった。

「「よくも娘に手を出したなぁー!殺してやるー!」」
「「この世から出ていけぇー!」」
「「村のアイドルをレイプしたクズは死ねぇー!」」

ーーーーーーーーー
獣人獣 
獣獣獣
ーーーーーーーーーー
僕は一度やってみたかったんだ。
数の暴力で少数を押しつぶす戦って奴を。
お前らは統治政策を最初から失敗してたんだよ!
誰が獣人を強姦して殺すような傭兵を抱えた奴を、領主として認めると思う!
獣人と仲良くなってモフモフして良いのは、モフられる覚悟がある奴だけだ!

「ば、馬鹿なぁー!?
三歳児のクソガキが、なぜっ!
こんなに獣人を従えているんだ!?
……い、息が苦しいっ……!」

『人間側が疲弊しているから……実質、4000人VS 1人くらいの戦力差になってないか?これ?』
『夢みたいだお……物量戦で圧倒できるなんて最高だお……』

さぁ、叔父よ。
地獄で懺悔する準備は出来たか?

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