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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
Fate/stay night 〜Final/world link〜
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その晩、蒔風は包帯グルグル巻きにされていた。
さらには輸血パックが常げられ、穴の空いた左型は三角巾で吊っている。

「きっついなぁ・・・これ」

「これでも魔術で治癒は止めてんだから文句ゆーな。あんたの体力ならどうにかなるでしょ」

「そのためにあの時からずっと開翼しっぱなしなんですけど」

「(ニッコリ)もう一度言うわよ〜?文句言うな」

「はい・・・・」

蒔風は昨日泊まった部屋の布団で横になる。
さっきから士朗をはじめ、セイバー、ランサー、アーチャー、桜とライダー、最後に凛が見舞いに来ていた。


「舜、大丈夫か?」

「また来たのか・・・・」

そしてまた士朗がやってきた。


「お前は俺たちの恩人だからな」

「よせよ。オレは俺自身の世界のためにやっただけだ」

「お前の世界?」

「気にすんな」

そう言って無理やりに話題を終わらせる蒔風。
すると


[Gate Open---Fate/stay night]


ゲートが開いた。
それを見て、蒔風が立ち上がる。

「おい・・・まさかもう行くってのか!?」

「どーやらそうらしいな。蒔風使いの荒い世界だぜ・・・・」

「その怪我でどうするんだよ!!!」

「どうにかするさ。じゃあな」

「あっ!!!ま・・・てよ・・・・」

言い終わる前に蒔風はゲートをくぐってしまった。
そしてその場には士朗が残される。


「そんなんでお前はいいのかよ・・・舜・・・・・」


世界にいいように扱われた自分自身を見た、士朗だからこそ言える言葉。
だがそれは彼には届かなかった・・・・・




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渋谷に落ちた隕石。
そこから出てきた怪物ども。

奴らは人間に擬態して、この社会に溶け込んでいる。
怪物の名は、ワーム。

この世界の戦士は、天の道を往く男







to be continued

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