第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
Fate/stay night 〜Battle/the scars〜
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るとは、彼は思えなかったのだ。
「そんなもん強くなればいい」
「強く・・・か？」
「そうだ。どんな状況からでも助けられる、救える。強大な力を持っていれば、それができる」
「一人では無理な時はどうする」
「仲間に頼れ。協「力」もまた、力だ」
「・・・・・・・」
「ってかこのことぐらいもうわかってるはずだ。士朗を見たろ。あの目はもう間違うことのねえ目だよ。それはあんた自身が一番分かるはずだ」
「そうかも・・・しれんな。だが間違えたとあればすぐさま斬るがね」
「お前自分に厳しすぎ」
「かもな」
そんな話が静かに行われている。
そしてその部屋からほんの少しの笑い声が聞こえてきた。
―――――――――――――そのころ
「ち・・・サーヴァントはみんないるし、聖杯も発動できる状態じゃねえな・・・・・」
ガシガシガシ・・・
「真っ向からかぁ・・・・めんどいなぁ・・・・・」
「ま、めんどいだけなんだけどね」
to be continued
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