第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
Fate/stay night 〜Talk/let's fight〜
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いよ」
「オレが!?ってか遠坂!携帯持ってたのか!?」
凛が携帯を持っているということに驚く士朗。
彼女は非常に優秀な魔術師なのだが、機械類が苦手で、テレビの録画はおろかプッシュホン式電話の扱いにも困るほどの機械音痴なのだ。
「うっさいわね!!!最近買ったのよ!!」
「どうやって登録してもらったんでしょう・・・・」
桜の素朴な疑問にアーチャーが苦笑して答えた。
「ふふっ、なに。相手に頼んだまでだ。滑稽だったな。片っ端から知り合いに「登録してくれ」と頼みこんでいるマスターの姿は」
「あああ、あんた何ばらしてんのよ!!!!」
「そういえばそれを買った時も店員に勧められるままに使いもしない機能付きのを勧められてそれにしたんだったかな?」
「うっさい!!!!!」
と、そこでアーチャーにセイバーが言った。
「あなたは着いていかなかったのですか?あなたがいればまともなものを買えたでしょうに」
「いや、その時はくだらないことに口論になってな。「見ていろ。私一人でも携帯ぐらいどうにでもなるんだから」と意気込んでいたのでね。そっと傍観させてもらっていた」
「そんときあんさんはなんでケンカしたん?」
「外出時に電話番号のメモや小銭、その他諸々の管理を一手に押しつけられてな。それは文句の一つも出るだろうと言うほどのものだ」
「それはひどい」
そんな会話をしているうちに士朗が連絡を取り終えた。
「どこに連絡したんだ?」
「教会のカレンって奴と、魔術師のイリヤって子だよ」
「ンじゃその子たち待ちだな」
そう言って居間でくつろごうとする蒔風だが、そこでセイバーが口をはさんだ。
「しかしその「奴」と言う者と戦うにしても、あなたの実力はどれくらいですか?」
「かーなーり、強い」
「その力量、はからせてもらってもいいですか?」
「・・・・ま、いいぜ・・・いっちょやろうか!!!」
二人が庭に出て準備運動をする。
セイバーに凛と士朗が声をかけた。
「あまりやりすぎないでよね?」
「セイバー、どれくらい自身があるんだ?」
「やりすぎない自信はありませんね。彼もかなりのモノを持っている。それに・・・・」
「それに?」
「エクスカリバーが、疼くんです。何かに反応してるみたいに」
蒔風が声をかけ、互いに構える。
セイバーは手合わせと言いながらも甲冑に身を包んでいる。
「手は私が立ち合おう。危険なことになったら止めるからな」
アーチャーが間に立って、そして始まった。
「両者・・・始めっ!!!」
to be continued
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