第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
Fate/stay night 〜Encounter/morning call〜
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朗も投影魔術で木刀を出して応戦する。
相手の素性もわからないのにいきなり真剣で斬りかかるわけにもいかない。
だが蒔風はそんな二人に怒涛の猛攻を仕掛けて行く。
居間にて
「??桜、何処かで乱闘の音がするのですが?」
「(先輩とアーチャーがいれば何とかなるよね?)だ、大丈夫ですよセイバーさん」
「そうですか。桜、おかわりを」
「はいはい」
凛の部屋にて
「凛、落ち着きましたか?」
「うう・・・ありがとライダー・・・我ながら取り乱したわ」
「朝は大変ですからね」
「あいつもそんなんだったなら悪いことしたわね・・・」
「外で士朗とアーチャーが交戦しているみたいですが、どうしますか?」
「あいつらに任せれば大抵のことはどうにかなるでしょ」
バキバキ!!!ドカァ!!!
「むぅ・・・どうやら我々は丸投げされたようだ!!!!」
「はっは!!あんたも人望ねえな!!!」
「貴様はそれが自分に言ってることだとわかっているのか?」
「あんたと違って俺には信頼できるサーヴァントがいるからな!!!」
「そのセイバーはたった今十二杯めのおかわりをしているぞ」
「セイバーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
「ん?何か聞こえ?」
「セイバーさん、ハイおかわり」
「おお、ありがとうございます桜。いやただの白米でもやはりおいしい」
「完全に見捨てられたな」
「なんでさーーーーーー!!!!」
「こっちも不本意だが、協力するしかあるまい!!」
「ちっ、しょうがない、今だけだかんな!!!!」
「ひょおおおおおおおおおおお!!!!!あれ?なんで暴れてんだっけ?」
だんだんと目が覚めてきた蒔風に、士朗とアーチャーが同時にその腕をとり、ブン投げようとする。
しかし
「ふんっ!!!」「せやあ!!!」
二人は壊滅的にタイミングをはずし、見当違いの方に蒔風の身体が飛んでいく。
そちらには衛宮邸、さらに言うなら障子がある。
そしてもっと言うならそこはセイバーが朝食をとっている居間だ!!!
ドガシャア!!!
そこに蒔風が突っ込む。
机の上に仰向けになっている蒔風の目がパチクリと開かれ、起き上がって全身の筋を伸ばした。
「あぁーーーー。寝起きは最悪だったけど、まあそれなりにすっきりしたな。さて、ここはど・・・・こ・・・・・」
蒔風が振り返った先にはセイバーがいた。
茶碗を持ち、今まさに箸でそれを掴もうとしている姿のまま固まっているセイバー。
しかし左手に茶碗は無く、前髪に双眸を隠して少し俯いてな
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