第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
Fate/stay night 〜Encounter/morning call〜
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そしてゲートが輝き、そこからひとりの男が出てきた。
「ふぁ・・・・みなさん・・・・おはよぉございまふい・・・・・・」
眠気に満ちた瞳がトロンとして、半睡半覚状態の蒔風が出てきた。
茶色いカバーの抱き枕を腕に抱え、パジャマ姿でのそのそと出てきた。
その姿にあっけにとられる一同だが、ここで凛が甲高い声で蒔風に訊いた。
「あんた何者よ・・・・こんなところに現れて何するつもり!?」
「ふぃ?・・・ああ・・・ちょっと待って・・・・ここ冷たくて気持ちいー・・・・・」
そう言って土蔵の地面に横になってしまう蒔風。
凛がその蒔風にギャイノギャイノとまくし立てる。
「ちょっと!!寝てないで答えなさい!!!それから!!こんなとこで寝るな!!!聞こえてんでしょ?「ふぁい」じゃないわよ!!こっちは朝っぱらから叩き起こされてイライラしてんだからいい加減にしないとブッ飛ばすわよ!?」
「そんなに知りたきゃギャーギャー騒いでんじゃねえよこの野郎」
さっきまでの眠そうな声から一変、蒔風の声が唸った。
その声に全員が身じろぎ、ゾクリと何かを感じた。
「寝起き弱えのはこっちも同じだってのに無理やり叩きだされた俺の気持ちを考えろや・・・・消し炭にすんぞゴラ。ッたく死ねよもう・・・世界なんか腐って死んでしまえばいいんだ・・・・・・だからうっせえって言ってんだろうがぁ!!!!!!」
バゴウ!!!!
蒔風が跳ね上がって凛に向けて蹴りを放つ。
とっさにアーチャーがそれを弾き、凛を後ろに下げる。
「どうやら君の声が彼の癪に障ったようだぞ・・・・どうしてくれるんだ全く」
「知らないわよ!!ってかそんなこと私に言うなーーー!!!」
ウガー!!とアーチャーにまで当たる凛。
どうやら彼女もまだ眠かったらしく、ライダーが部屋まで連れて行くことになった。
残されたのは士朗とアーチャー。
目の前には寝起きで機嫌を損ねた蒔風
「・・・・・」
「・・・・・」
「「お前にまかす!!!!(ドカァ!!)なにすんだお前!!!」」
二人が同時に相手を突き出し、二人同時にスッ転んだ。
そうやってグチャグチャしている間に二人に影が降りる。
「こちとら低血なんだよ・・・そんなオレが寝起きいじられてどんだけイラついてっかわかるかてめえら!?」
「「知るか!!!」」
「しらねえだ?知っとけよゴラ!!!!知らねえとはてめえら何様のつもりだぶっ殺すぞぁ!!??」
ドッ、バフン!!!!
土蔵の扉から土煙が噴き出し、そこから志郎とアーチャーが飛び出、蒔風がそれを追う。
ギン!!ガガガン!!!ガギンガギン!!!!
アーチャーも士
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