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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
楽勝じゃん!!
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たら、いつでもウェンディをもらってやるぞ」
「ロリコンか!?」

いきなりの恋敵宣言に目を白黒させる。なんでもここに来た時ウェンディは男装をしていたらしく、親友になれると思っていたのだが、後に女の子だったことがわかるとそれがすぐに恋心に変わっていたらしい。

「絶対ウェンディはあげません!!俺はあいつを絶対離しませんからね!!」

そう言うとニヤッとイヤらしい笑みを浮かべたミンクさんだったが、なぜか目から涙を流しており、驚愕する。

「どう見ても女の子同士なのに・・・俺は割って入れないのか・・・」

相当俺の見た目が気になっているらしく、背中を向けてうずくまった彼を見て何とも居たたまれない気持ちになる。

「シリル先輩!!行きますよ!!」

そうこうしているうちに街を出る時間になったらしく、サクラに名前を呼ばれる。

「だ・・・大丈夫です!!いずれいい人が見つかりますよ!!」

恋敵宣言したかと思ったら、いきなり失恋したかのように泣き出した彼にそう声をかけ、部屋から出ていく。

「シリル、ミンクさんと何話してたの?」
「内緒だよぉ」

ウェンディが彼の気持ちに気付いていたのかわからないし、ここは彼のために黙っておいてあげよう。それに、できる限りミンクさんと離しておいた方が、奪われる心配もないしね。







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