楽勝じゃん!!
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「絶対・・・こいつら悪魔だ・・・」ガクッ
口から血を吐きガックリと力尽きた山賊の一人。俺たちから質問攻めにあった彼は泣きそうになりながら、何度も意識を失いながら答えてくれて、結果的にはここまでで大半の情報が聞くことができたので解放してあげたら、そう呟いて深い眠りについてしまった。
「あれ?眠っちゃった」
「疲れてたのかな?」
意識を失った男性を見て不思議そうな顔をする俺とレオン。後ろのメンバーはジト目でこちらを見ているが、気にしたら負けなので、気を失った山賊をその辺に放り投げて話を進める。
「ほとんどのメンバーがここにずっといるみたいだね」
「前の警備兵との戦闘でケガ人がいっぱいいるみたいだから」
ミンクさんたちのおかげで彼らは動くに動けず、ここに留まるしかできなくなっていたらしい。おかげで、一網打尽にするチャンスというわけだ。
「ミンクさんたちがやられた魔導士たちもいるんだよね」
「そう言ってたね」
さらりとそばにいる男性の心を抉り取っていた天竜と天神。ミンクさんは正直響いたようで、表情が強ばっていた。
「でも相手いっぱいいますよね?大丈夫なんですか?」
首を傾げもっともな疑問をぶつけてくるのは俺の愛弟子。初めての依頼なのにちゃんと考えていて動いていて、感心するな。
「敵は多いけど、問題ないでしょ」
「こんなのばっかりだしね〜」
その辺に転がっている山賊を見て俺とセシリーが率直に意見を述べる。ミンクさんの話ではほとんどがこの程度のレベルばかりらしいので、負ける気は全くしない。問題なのはちょっと力がある魔導士数人だけ。
「写真で見た三人だけなんだよね?」
「あぁ。魔導士はそれしかいない」
事前に提供してもらった写真で見た二人の男と一人の女。魔法が使えるのはその三人だけらしく、他はこの通りの雑魚ばかり。なんだ、意外と楽勝じゃん!!
「気を抜いちゃダメよ」
「数に押されないようにしないとね〜」
「ラウたちも頑張るぞ!!」
人の姿になれるようになったので、戦闘にも加われるようになったシャルルとセシリーはどこか楽しそうに見える。いつも見ていただけだったから、こうやって一緒に戦えること日が来ることが楽しみだったのかもしれない。
「合言葉決めようぜ。やられたら・・・」
「「「自己責任!!」」」
「なんでそこで声が被るのよ・・・」
レオンのかけ声と共に発せられた謎の合言葉。俺とセシリー、そしてサクラの声が被ったんだけど、こんなに息がピッタリ合うとは・・・実はコンビネーションがいいチームが作れるんじゃないか?
「よーし!!突撃ぃ!!」
「「「早ッ!!」」」
真っ先に飛び出していったのはなんとラウル。相当戦えることが楽しみだったらしく、いても
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