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黒魔術師松本沙耶香 騎士篇
第二十八章
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止めた、そうしてだった。
 馬上でがくりとなる、しかしそれは一瞬で即座に顔を上げる。そのうえで沙耶香と速水を見据えて言った。
「これだけの攻撃を受ければ」
「如何に貴方でもね」
「もう動けない筈ですが」
「その通りだ、見事だった」
 二人に対して言った。
「余はもう戦えぬ、間もなく眠りに戻る」
「やはりそうね」
「異教徒とはいえ立派である」
 騎士は誇りを以て二人の戦いを讃えた。
「そのことは認めよう、だが」
「正義はというのね」
「神の御教えだけ、それだけがだ」
 騎士のこの考えは変わらなかった。
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