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ピンクのサウスポー
第九章
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な」
「それになるな」
 あのあまりにも有名な曲から通称が決まった。
「これしかないわ」
「水原こそピンクのサウスポーや」
「最後を締めてくれるストッパーや」
「最高のストッパーや」
 こう言って水原を応援する、水原は二百セーブを挙げてもまだ二十代だった。だが結婚を発表すると共に引退となった。
 まだ同期の鶏谷や村岡、江冬、掛田、バード達は阪神で活躍していた。しかし彼女は去った。だがファン達は引退する水原に球場で声援を送った。
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