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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
16話『日常……なのか?』
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が今まで気付いてなかった事に驚いている」
まあ、普段から恋人と同棲している身の上だからか、細かい仕草から読み取れる。寧ろ、変装する時は有る程度仕草を隠すべきだろと思う。
何より、秋八もシャルルが女の子だと気付いていた様子が有るのだし。
四季の言葉にがっくりと肩を落している一夏に苦笑しつつ、四季は頬を掻きながら、
「それで、シャルル・デュノア改め『シャルロット・デュノア』が実は女の子だったから、これからどうするのか考えるのに協力して欲しい……って所か?」
「ああ。頼む、お前だけが頼りなんだ」
立場上、織斑千冬よりもDEMと言う企業が後ろ盾になっている四季の方が今回の問題では力になると言うのが一夏の判断なのだろう。
色々とそれによって被る迷惑を考えると一夏相手でも断りたい所だが……
(いや、デュノア社の事を調べるいい機会か)
現在キャプテンガンダム達の遊撃チームがDEMフランス支社と協力してデュノア社の事を調べているが、思ったよりも成果が上がっていない。愛人とは言えトップの娘であるシャルロットを通じて情報を得る事が出来るだろう。……インフラックスの行方も含めて、だ。
上手くすればデュノア社に対して大々的に動く口実を得る事が出来るだろうとも思う。……単に技術的に劣っていた為に第三世代が作られなかったのか、IS委員会からの新型強奪事件の実行犯と繋がっていたため、被害を受けない為に遅れていると偽っているのか、疑惑も色々と湧いてくる以上、此方もそろそろ大胆に動く必要が有る。
「それで、この事を相談したのは……」
「……お前だけだよ、四季」
秋八に相談しなかったのはシャルル改めシャルロットが嫌がったからだそうだ。本気で彼に対して身の危険を感じていたらしい。
後に聞いた話だが、シャルロット自身……秋八の機体は一夏の機体の同型であり、二次移行していないのなら一夏の白式のデータさえ有れば十分だと判断して、最低限しか関わらないでいようと判断したらしい。
「仕方ない、聞くだけは聞こうか」
「ホントか!? サンキュー、四季!」
そう言って感謝する一夏に連れられて、初めてIS学園の学生寮へと足を運ぶ事になったのである。
IS学園の寮の一室……此処に来るまでにも散々女生徒達から珍しい物を見る様な目で見られたが、その辺はある程度スルー出来る程度には熟れた事を実感してしまった。……何一つ嬉しくは無いが。
広さは無いが生徒二人が快適に生活できる広さを持った無駄に金をかけていると分かる下手なホテルよりも立派な家具の配置された部屋……。一応、これで元々は一人部屋だったものにもう一人分の家具を配置されたのだから、他の部屋はどうなのかと疑問に思う
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