54部分:第六話 恐怖軍団その五
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「何時の間にそこに」
見れば三人の後ろにシャカが立っていた。相変わらず目を閉じている。それはまるで彼が盲目のようにも見える。しかしそれは違うのは誰もが知っていた。
「先程からいましたが」
「嘘だ。気配は感じなかったぞ」
カミュがその彼に言う。
「それで何時の間にそこにいたと言えるのだ」
「いや、これはまさか」
「そうです。まさか彼は」
だがシュラとアフロディーテはここであることに気付いたのだった。それは。
「その小宇宙は私達のものよりもまだ」
「そうか。伊達に神に最も近い男と言われている訳ではないな」
カミュも二人の言葉を聞いてそれを認めるのだった。
「このカミュにすら気付かせなかったか。見事という他ない」
「シャカ、御前にはこの聖域の守りに専念してもらいたい」
「はい」
シャカはあらためてシオンのその言葉に頷く。
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