第二十一章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
をかけた。
「これからどうするのかしら」
「貴女は」
「旅の者よ」
口元を微笑まさせてだ、沙耶香は少女に言った。
「日本からのね」
「アジアのですね」
「そう、あの国から来たの」
そうだったというのだ。
「私はね」
「そうですか」
「それで貴女にはこれから余裕のある時間は存在するのかしら」
「実は今から夕食までは」
少女は楚々とした外見だった、顔はまだあどけなさが残り背もドイツのこの年齢の少女にしてみれば小柄な方か。少女は嘘を言うことも出来たが沙耶香のその琥珀を思わせる黒い独特の目に自分の目を見られるとだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ