高らかに宣言
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ヨハンの部下として乗ってもらっていますが。
この後は…どうなるか」
「問題ない」
「「!!」」
二人の会話をこっそり聞いていたヨハンが、彼女たちに告げた。
「詳しくはこの後ハルバートン提督との会談の時、話をするが所属が変わるだろう」
「それは一体?」
「地球軍は今のままでは、戦争を終わらせる力が無いという事だ。
それに如何に優秀とて、心も強靭だとは限らない。じゃあ後ほど会おう…」
――――――――――――――――――――――――
「ん?おぉーー!いやぁ、ヘリオポリス崩壊の知らせを受けた時は、もう駄目かと思ったぞ。
それがここで、君達と会えるとは…」
「ありがとうございます!お久しぶりです、閣下!」
「先の戦闘中との報告を受けて、気を揉んだ。大丈夫か!?」
「ナタル・バジルールであります! 」
「第7機動艦隊、ムウ・ラ・フラガであります」
「おおー、君が居てくれて幸いだったぁ。
ああー、そして彼らが…?」
「はい、艦を手伝ってくれました、ヘリオポリスの学生達です。
今は形式上、こちらのヨハンさんの部下という形で、働いてもらっています」
「君達の御家族の消息も確認してきたぞ。皆さん、御無事だ!」
提督の声に、安堵の声を上げる学生組。
そしてフレイは父親と合ってきたようだが、強烈に叱責を浴びせたらしい。
それを受けたフレイ父は、意気消沈し自分の娘だけでも逃がせ等の言を言わなかったらしい。
そして紹介されたヨハンは、ハルバートン提督と握手をする。
だが、二人はひそかに目でやり取りをしていた。
一体何者なのか、一切の情報がないヨハンを見定めようとする提督に対し
ヨハンは目で、この後教える事を告げる。
互いに言葉を交わしたわけではないが、少なくとも
虚言を吐く様な目でない事と、鋭い眼差しを見た事で理解したのだ。
とんでもない状況の中、よく頑張ってくれたなぁ。私からも礼を言う」
握り合った手を解き、学生たちに向かう提督。
「閣下、お時間があまり…」
「うむ。ヨハンと言ったかね、君にも同行願いたい」
「了解した」
ナタル、ラミアス、ムウ。そしてヨハン達は一室の元。
ハルバートン提督と向かい合う。
ちなみにホフマンには、退場を願った。
これは、ハルバートン提督が事前に告げたらしい。
「彼の物とは、余人を交えず話し合う。くれぐれも入ってくるな」
と言われたホフマンは訝しんだが、命令にしたがったようだ。
「さて、では改めて聞こうか。君が、何者なのかをヨハン君」
ハルバートン提督に聞かれたヨハンは、装いを
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