暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
真・魔人-ファウスト・ツヴァイ-part2/怨念の鎧
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の姿は間違いない。ガギキ…と軋むような金属音に、ウルトラ戦士でも重いと感じるほどの重量…
「どうかしら?主演のあなたのために用意した、舞台衣裳よ」
「なにが、舞台衣裳だ…

テクターギアじゃねえか!」

せせら笑いするファウスト・ツヴァイにゼロは怒鳴り散らした。
そう、今のゼロの体には、かつて光の国から追放されたときに装備させられていた訓練用アーマーにして拘束具『テクターギア』が装備されていたのだ。
これを身に付けた者は、光線技などの必殺技を封じられ、身体能力も数分の一に落とされてしまう。
「ただのテクターギアじゃなくてよ?」
ファウスト・ツヴァイがそう言った時、ゼロの身体中に激しい闇の波動が雷のようにほとばしり、ゼロを痛め付け始めた。
「グアアアア!!?」
これは、ただのテクターギアではないのか?苦しみ悶えるゼロ。
「それ、あなたがかつて犯した失敗と過ちで大切なものを奪われた人々の、あなたへの怒りと憎しみを形にしたテクターギア。
名付けて…『テクターギア・ヘイドリット』!
その鎧は、常に装着者にして憎悪の対象であるあなたを、死ぬまで苦しめ続ける!」
この街の人たちの、恨みの声だと?
当然このままでいられるはずもなく、彼はただちにテクターギアを外そうとする。だが、外そうと僅かに力をいれるだけで、彼の体に激しい闇の力が放たれ、彼をさらに痛め付けていった。

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