第一訓 タイトルと題名が思いつかないときは暴走トラックを走らせろ
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までこの街道の警備を任された!お前ら気を抜くなよ!」
土方「近藤さん、別の部隊からの連絡だ。過激攘夷志士の偽装トラックが見つかった。かぶき町のコンビニから目撃証言が出たそうだ。」
近藤「トシ、それは確かか?」
土方「山崎の情報が確かならな。方角はこっちに向かってきてるらしい。」
沖田「じゃぁ作戦は土方サンが盾になってこの街道に入るトラック全部止めるってことでいいんですねぃ?」
土方「いや、なんで俺一人?なんで俺だけ生身の特攻部隊配置?」
近藤「よし!それでいいだろう!」
土方「いいわけねぇだろ!どんな作戦?俺はバリケードじゃねぇぞ!!」
沖田「冗談でさァ副局長、まったく土方さん、マヨネーズの取りすぎで冗談が通じてねェんですかィ?」
土方「お前のは冗談に聞こえねぇんだよ・・・ったく。」
タバコの煙を口から吸いこみ、吐き出すと土方はやれやれとパトカーの上に肘をつく。
土方「他国との同盟結成のお祭り騒ぎもいいが、それに乗じて西洋諸国文化嫌いの攘夷志士どもの動きも活発になってきやがったな・・・おかげでこっちは非番の日に警備に駆り出される始末。・・・・」
近藤「江戸の市民の安全と他国の姫君の命がかかってんだ、文句を言うなよ、トシ。」
沖田「文句じゃねぇよ、・・・・こっちは庶民の安全を守るのに忙しいってのにお上は他国の姫君まで警備しろっていう無茶を言うことへの愚痴だ。」
街道には一般人がちらほらと見受けられるが今のところは平和そのものだ。
近藤「だぁーっはははは!あ、そうだ。」
近藤を腕を組み豪快に笑うと土方、沖田の肩を叩き自分なりのねぎらいの言葉を思い出した。
近藤「トリステイン側にももちろん警備が付いている。衛兵の中でも手練れの姫君側近の部隊は全員女らしいぞ!?」
土方「へぇ・・・そりゃ面白い。」
興味がなさそうに土方が再び煙草を吸う。
沖田「お、噂をすれば御出でなすった。」
沖田の一言に土方は後ろを振り向く。
馬に跨った鎧姿の女性騎士の姿が遠くから目に入る。
ぞろぞろと帯刀姿の女騎士達は近藤、土方、沖田の三人の前まで馬を進めると馬を停止させる。
ミシェル「馬上から失礼。トリステイン 銃士隊副官、ミシェルだ。ここの警備は万全か?」
土方「街道周辺は警備を固めてある。周囲の路地にも隊士を配置させた。警備は万全だ。」
ミシェルの言葉に土方は事務的に答える。ミシェルは一瞬眉をしかめる。
ミシェル「この国には重戦車や みさいる とかいう兵器があると聞いたがそれは使わないのか?」
沖田「人が密集する場所にそんなもん配置するのは逆に危険でさァ。」
ミシェル「・・・・そうか。」
ミシェルは馬の手綱を操り
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