第一訓 タイトルと題名が思いつかないときは暴走トラックを走らせろ
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プよりこっちの方がいいんじゃない?」
週刊エロボーイと書かれた雑誌を渡し、銀時は颯爽とレジに向かう。
少年「いや、・・これいけるかなぁ?おやじの趣味には・・・じゃなくて。」
少年は独り言を言いながらエロボーイを開き悩む。しかしすぐに目的を思い出したのか銀時の後ろ姿の肩をつかみ声を荒げる。
少年「いや!それ違うんじゃないの?先につかんだの俺だし!」
いい加減うんざりした銀時と残り一冊のジャンプを何時の年末・・かの忍者との攻防のようにレジの前で口喧嘩が始まった。
銀時「先に取ったのは俺だろぉ!ガキはガキらしくレジの前でエロ本片手に女性店員にどうやったら自分がエロ本メインで来ました感を出さずに帰るか無駄なカモフラ購入に悩んでろや!」
少年「うるせぇ!いいトシしてジャンプ読んでんじゃねーよ!おっさんはおっさんらしく身の丈に合わないファッション雑誌でも読んで出会い系のJKどうやって口説けるっか悩んでろや!」
銀時「今だから言えっけどよ!?最初に言ったおふくろ嘘だから!俺一人だし!」
少年「俺も言ったの嘘だし!いいからはよ渡せや!!」
両者がレジに我先にと硬貨をたたきつける。店員は冷静にその勘定をしながら二人を見た。
店員「・・・・二人とも足りません。二人一緒なら足りますけど。」
銀時と少年はレジで固まった。
かぶき町万事屋銀ちゃん・・・・志村新八は元気よくその玄関を開ける。
新八「おはよございまーす!・・・・・あれ?銀さんいないの?」
銀時の靴がないことに気が付き出てきた神楽に新八は質問する。
神楽「銀ちゃんならコンビニネ、それより新八ぃお客さんね。」
新八「ええ!?お客さんほったらかして何やってんだか・・・早く対応しないと!!」
新八は急いで靴を脱ぎ、客間に足を運ぶ。
新八「すいませーん!うちの社長・・・・・が!?」
新八は目を疑った。
いつもの客間、そこはきれいな赤じゅうたんが敷かれ周りは花で彩られ、客用のソファーは廊下に出され豪華な宮廷で使われるような椅子に変えられていた。
貴婦人の他に従者らしき人物とバイオリン奏者が一人、この空間を優雅な音楽で空気をも飾り付ける。
椅子に座る人物は優雅に紅茶に口をつけるのをやめ、新八を鋭い目で見る。
?「この国では客を待たせるのが流儀なんですか?」
新八「いや、その前になにこの空間。人の事務所を何勝手に飾り付けてるんですか。」
冷静な突っ込みを無視し、貴婦人は紅茶を従者が用意したガラスのテーブルに置く。
カリーヌ「依頼をしに来ました。名乗り遅れましたね、・・・トリステイン王国、公爵が妻、カリーヌ・デジレ・ド・マイヤールと申します。」
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