第一章
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親は犬のコーナーにいてだった。
ガラスのケースの中の犬達を見ていた、そのうえで梨帆に言ってきた。
「さあ、どれがいいと思う?」
「梨帆はどの子がいいの?」
「ううん、急にそう言われても」
梨帆は両親の質問に微妙な顔になって返した。
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