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チートな筈なのにそんな気がしない
俺の名は
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だ。」

そう言った瞬間ギフトカードにはナナシという文字が刻まれた。

俺の発言に驚く者、笑う者と反応は様々だ。

「いい皮肉になるんじゃ無いのか名無し《ノーネーム》のナナシってさ。」

「ヤハハ違いねえ。」

こうして俺の名前も決まり、俺達は白夜叉と別れ、コミュニティノーネームの本拠地に行くことにした。
道中にリーダーのジンと話したり、挨拶ができていなかった耀とも話した。そしてノーネームの現状も聞いた。

「さっきギフトカードを見たときは名前の方に目が言ったけれど貴方のギフトって何なの?」

そう飛鳥に聞かれたので俺はもう一度ギフトカードを見せた。

「《ダブリー》?」

聞き慣れない言葉に首をかしげる飛鳥。

「お嬢様、それって倍増って意味なんじゃねーか?」

「逆廻の言う通り、俺のギフトは自分に関するモノを倍に出来る。」

「そうか、どの程度まで有効なんだ?」

「それは分からん。」

「そうか。それと俺のことは十六夜で構わないぜ。」

その後ノーネームの本拠に着いた俺達が見たのは荒れ果てた建物達だった。その光景はまさに災い、天災の後のようであった。

「ひどいな。」

その言葉でしか言い表せなかった程だ。

それからノーネームの子供達の歓迎を受けた。リリが可愛い。あれは反則だ。何なのだあの生き物は危うくそちらの世界に入る所だったよ。
風呂の途中、轟音が聞こえたが、十六夜が何とかする筈だから心配はいらない。

フォレスガロ?そんなこと俺が知るか。




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