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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
あげないよ
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端。気絶している男の顔目掛けて水を吐き出すと、呼吸ができなくなった男は苦しくて咳き込みながら目を覚ました。

「ゲホゲホッ!!お前ら何し――――」」

不意打ちに怒りを覚えた下っぱ山賊はキレて怒鳴り散らそうとしてきたが、レオンが唇を鷲掴みにして言葉を封じる。

「余計なことを話すな。叫ぶことも禁止だ。俺たちがする質問に正直に答えろ。そうしなければ・・・」
「関節がいくつが増えることになりますよ」

指をポキポキと鳴らして男を見下ろす俺とレオン。その圧力にビビった彼は、涙目になりながら首を縦に振っていた。

「じゃあ質問。全部に何人いるの?」
「えっと・・・あの・・・」
「遅い」
「ゴフッ!!」

即答できなかったので腹部に拳を叩き込み一度気を失わせる。だけど、そのまま逃がしたりはしない。水を顔にかけて何度でも叩き起こしてやるもんね。

「楽しい尋問の始まりだな」
「久々だからわくわくするね」

情報を引き出すためにはこれが一番手っ取り早い。答えなければレオンのパワーで痛みを与え、俺の水で意識を取り戻させて尋問を続ける。前にやった時に楽しかったから、またやってみたかったんだよね。

「あれは拷問っていうんじゃないの?」
「気にしたら負けよ」
「シリルとレオンがダークサイドに〜」
「どっちが悪者かわかんないですね!!」

後ろでコソコソと話をしている声が聞こえるが、あいにくそんなもので考えを改めるつもりはない。すべては街のためなんだ・・・これは仕方ないことなんだ・・・

「見た目の割りに、黒いな・・・こいつら」
「聞こえたら殺されますよ」
「こ・・・ここは二人に任せよっか・・・」

ミンクさんが怯えたような目でこちらを見ているが、そんなものは関係ない。俺たちはとにかく、依頼達成のために最善を尽くすだけだ。楽しいしね♪




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