暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
あげないよ
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いうわけだ。

「だったらもっと早くに出したらよかったんじゃない?」

二人の説明を聞いて、疑問に思った点を聞いてみたのは天空の滅神魔導士(ゴッドスレイヤー)。言われてみれば、隣街から水をもらっていても、その間に依頼を出せば解決できて困ることもなかったんじゃ・・・

「なぜ川の流れが弱くなったのか、俺たちで調査をしていたんだ」
「調査?」

そういえば、原因をすでに突き止めている的なことを書いてあったから、彼ら自身でなんとかしようとしてはいたということなのか。だからこっちに依頼を出すのが遅くなったのか・・・

「それで?」
「調査した結果は?」

シャルルとレオンの頭の上にいるラウルがストリングスさんに聞いてみると、彼はミンクさんに指示を出し、束になった紙を机の上に置く。

「こいつらが自分たちの住み処に水を引いていたんだ」

差し出された紙を引き寄せ中身を覗く。全員が同時にその内容に目を通したのだが、所々、説明文と共に送付されている写真を見て怒りを覚える。

「川を止めて自分たちのアジトに水を集めてるんだ」
「人もずいぶんといるみたいだね」
「これだけいたら、大量の水が必要になるわな」

どうやら川上で山賊らしき男たちがアジトを作り生活をしているらしく、自分たちの水を確保するために川の流れを止めて水を引いていたらしい。そのため、川下にあたるこの街まで水が流れて来ず、水不足に悩まされていたというわけだ。

「俺たちでなんとかしようとも考えたんだけど、こいつらに返り討ちにあってな」
「手の立つ山賊なんですか?」

ミンクさんたちでこの山賊たちを退治しようと試みたらしいのだが、相手がなかなか手強くて倒せなかったらしい。さっき囲まれただけでも相当人数がいたのに、それでも歯が立たないのか?

「ほとんどは雑魚ばかりだったのだが、何人か魔導士がいて、そいつらに全員やられてしまったんだ」

そう言って最初に出した資料の中から三枚の写真を指さす。そこには一枚に一人ずつ写っていて、二人は男、一人は女が戦っている姿があった。

「三人とも武器を使った魔法を使用するんだが、俺たちでは相手にならない」
「ですから、魔導士の方たちにお願いしたいと思いまして・・・」

それで来たのが以前助けてもらったウェンディだったというわけで、何とも心強いと思っていたらしい。

「任せてください!!」
「必ず山賊たちをやっつけるから!!」

それを聞いてより一層のやる気を見せるウェンディと、彼女に同調したシェリアが席から立ち上がり、ビオラさんと視線を合わせる。

「なるほど。だから報酬が高かったのか」

依頼の詳細を聞いて、報酬の金額が相場より高かった理由が判明し、納得している氷の神。討伐依頼で、しかも
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ