暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
変わり種と定番
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た?飛龍。飲みすぎたか?」

「えへへへへぇ〜、蒼龍ぅ〜♪」

飛龍が隣からガバッと抱き付き、ギューッと羽交い締めにする。

「ち……ちょっと飛龍、痛いってば!」

 蒼龍は飛龍の羽交い締めから逃れようと身を捩る。その度に蒼龍の上着がはだけそうになりながら、胸部装甲(意味深)が大きく跳ね回る。

「ていっ!」

 さすがにこれ以上はマズイだろうと、俺が飛龍の延髄に手刀を決める。その一撃で昏倒した飛龍を抱き止める蒼龍。

「あ、ありがとう提督、助かったよ……。」

 息を切らしながら着崩れた上着を直す蒼龍。

「蒼龍、お前ちょっとマジメにダイエット考えた方が良いぞ。」

 首を傾げる蒼龍に、俺の目に毒だからとは言えなかった。

(飛龍が羽交い締めにした時に、「頑張れ飛龍、お前なら出来る!」と応援してしまったのは、もっと内緒。)
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