暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
555 〜Ψ(最)後の戦い?Ω(終わり)ではない〜
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おおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

そしてオーガに再び挑み、凌ぎを削る。
その間にファイズがミッションメモリーを新たに挿入する。


《complete.start up》

ファイズアクセルフォームへとチェンジし、超加速での移動を開始する。
周りがスローモーションになり、宙をうく蒔風も、オーガに向かうデルタの銃弾もゆっくりと動いている。

ファイズが一気にオーガの背後に回り込みながら拳にナックルを構え、エクシードチャージしエネルギーを込める。
だが、それだけ有利な立場にあっても巧は嫌な汗が止まらなかった。

オーガの表情は仮面に覆われてわからない。
だが、確信できることが一つだけあった。


-ミラレテイル-


まさかそんなことはない、とその考えを振り払うように必殺の威力がこもった拳、グランインパクトが幾重にも放たれる。
だが、その嫌な考えは最悪の形で現実のものとなってしまった。

ギュガッ!!!!ブォン!!!ボグゴゴゴゴゴゴゴゴンッ!!!!!

「ゲ、ブァッ!!!ゴガガガガガガッ!!!!」

オーガが蒔風の腕を掴み、姿が一瞬ぶれるほどのスピードで立ち位置を入れ替えた。
オーガに向けられていた多くの拳はすべて蒔風に叩きこまれ、さらにファイズもオーガの持つ剣、オーガストランザーでファイズを五、六度斬り、ファイズが火花を散らして地面に転がる。



「あああああああああああああああ!!!!!!チェック!!!!!」《Exceed Charge》

デルタが立ち上がり、デルタフォンに音声入力する。
するとエネルギーが銃の先端に集まり、そこから三角錐状のポインターを放ち、オーガにロックオンする。
その状況にオーガが気付き、そちらの方にまっすぐ向き合った。

「おおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

デルタが跳び上がり、ポインターに向かってキックを放つ。

オーガの装甲とポインター内のデルタがギリギリとせめぎ合い、押し合っている。
しかしそこでオーガの全身から「奴」による波動が噴き出し、ポインターを砕きデルタを押しやった。



「三原!!!!!」

「このやろおおおおおおおおおお!!!!!」

「まて、蒔風!!!」

蒔風が突っ込むのを、ファイズが止める。
しかし蒔風は止まることなく、「火」を構えて突進する。

狙うはオーガの首元。
一閃の突きにて喉元を貫く!!!!


蒔風が一瞬で間合いを詰め、オーガに迫り、その切っ先を突き刺した!!!

そしてオーガの身体が崩れ落ちる。


蒔風にのしかかるように倒れ込んできたそれは

・・・・・・ィィィィィィィイイイイイイイイイイイイッ!!!!!!!


「な!?」


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