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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
14話『授業風景』
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結果とも言えるが、流石に言い訳にしかならない。
「オルコット、凰」
気を取り直して鈴とセシリアに対して今回の敗因を指摘する。
「何故二人とも回覧をリンクさせなかった? 少なくとも同士討ちは防げたはずだぞ」
セシリアの射線に前衛の鈴を入れる事でセシリアからの攻撃を防ぎ、同時に互いの動きを誘導する事で同士討ちに持ち込むことにした。
「習熟した連携は臨機応変に役割を分担し、効率を上げ負担を軽減する事ができる。連携を取ると言う事はそう言う事だ」
千冬の言葉を鈴は聞き入っているが、それに対してセシリアは以前言われた事を思い出していた。
(あの時の織斑先生はこのことを仰っていたのですわ……)
不明機襲撃の際に言われた事を思い出す。優れた連携は個々の実力を何倍にも高める……最強のチームとは最強の個であるだけでなく、最高の連携が無ければならない。
四季は直ぐ近くでG−アームズやアルガス騎士団、武者七人衆のそれを見ている。個々の実力も優れているが、共闘した時も相手を邪魔する事無く互いに得意分野で互いの苦手分野をフォローしあっている。
「異なる意思を持つ者同士で一つの事を成そうとするのは案外難しいものだ」
そう、君で直ぐにアイコンタクトだけで最高のコンビネーションが出来るわけがない。三人、四人と数が増えていければその難易度も増していく。
シャッフルガンダム戦での一夏と鈴の連携が四季が入った後も上手く回っていたのも、二人が気心の知れた幼馴染で有る事、四季が連携訓練を受けていた事が挙げられる。
「お前達は個のポテンシャルは高いのだ。これから少しずつ学び、覚えていけばいい。必要な時、必要なことを出来るようになればいい。分かったな?」
「「はい!!!」」
千冬のその言葉で反省会は締められる。
(……まあ、間違っていない事だけは認めておくか……)
単なる暴力教師じゃないな、と物凄く失礼な事を考えながらも教師としての千冬の評価を上げる四季と、
(さすが千冬姉、オレも早く成長しないとな)
そう決意を固める一夏だった。
「専用機持ちは織斑兄弟、五峰、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒ、凰だな。では五、六人ずつ七つのグループになって実習を行なう。各グループのリーダーは専用機持ちがやる事。いいな? では分かれろ」
『四人のグループは作らないようにしろ』と注意しつつ千冬が促した瞬間、四季と一夏、秋八、シャルルの四人の元に一斉に集まってきた。
「織斑君っ、一緒に頑張ろ!」
「ねっねっ、私もいいよね?」
「同じグループに入れて!」
「デュリアくんの操縦技術みたいなー」
「分かんない所教えて〜」
「五峰くんのグループ、いいでしょ?
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