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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
13話『思惑』
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は知っている』と言外に語ってみせると思わず息を呑むのが分かる。
 そこで確信した。……間違いなくシャルルはシャルロットだろう。警戒のレベルを上げつつそこから相手の目的を推測する。

(オレ達のデータか……IS込みでの)

 そもそも、『シャルロット』についてのデータを信頼できるキャプテンガンダム達遊撃部隊からの情報で知っている身の四季は最初から疑問を抱いていた。
 『四人目の男性操縦者がフランスで見つかった』等と言うニュース等が一切無い事と転校の時期だ。実は四季については束直々に世界各国の電波ジャックによっての発表になったので、ニュースとしてのインパクトが強すぎたが、表向きの最初の男性操縦者である一夏と秋八が発見されてから既に調査は始まっている。それなのに、この時期での転校と言う不自然な遅さ。

 寧ろ、デュノア社からの男装したスパイと取るべきだろう。特に色々とフランス国内では肩身が狭くなっているデュノア社だ。……DEMが原因で。
 理由の一つは第三世代型量産期の量産型νの存在だ。それによって、未だにワンオフ機ですら第三世代機を開発できていないデュノア社としては政府から連日催促の嵐を受けている。……特にデュノア社が原因でDEMがフランスへの量産型νの販売を行なわない、そう決めたのだから。
 裏ルートや他国の企業を窓口にして購入する手が有るが、それには相応の金額が必要となる。


『ああ! 転校生の男子と織斑くん、五峰君発見!』

『織斑君ってどっちの?』

『一夏くんの方』


「チッ! 遅かったか!?」

 先ほどまで呑気にシャルルへの探りを入れていた事に後悔するが、流石にHRが終っている以上、各学年のクラスから情報収集のための尖兵が駆け出して来ている。多少遠回りにはなるが、ルートの変更をイメージ……。

「いたっ! こっちよ!」

「転校生、どこ!?」

「金髪の!」

「こっちよ、こっち!」

 後ろから聞こえてくる声に其方を振り向くと後ろからも生徒達が集まってくる。もしもこの場で捕縛されれば最後、質問攻めの挙げ句に授業には遅刻……そして、最後には千冬からの特別補修カリキュラムの三連コンボを受ける破目になる。そもそも、今日は詩乃と約束があるのだ、ストレスの元凶の一つに付き合っている暇は無い。

「え……な、何? 何でみんな騒いでるの?」

「そりゃ、男子がオレ達だけだから」

「?」

 何でこんな状況になっているのかが分からないと言った様子のシャルル。

(いや、もう少し下調べとか、演技とかしてみようよ……)

「いや普通に珍しいだろ。ISを操縦できる男って、今のところオレ達しかいないんだろ?」

「あっ! ああ、うんっ、そうだね」

 そんなシャルルから
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