暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
真・魔人-ファウスト・ツヴァイ-part1/ウェザリーの野望
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ビオンの間の空で起きた爆発と、そこから落下した何かを突き止めることでしょ?今の私たちの仕事と関係ないじゃない」
「それはわからないよ、モンモランシーちゃん」
「ち、ちゃん付け…」
兵士に指摘をいれたモンモランシーに、ムサシは首を横に降りながら言った。貴族ではない男性から行きなりちゃん付けされたことにモンモランシーは呆気に取られるが、ムサシは構わずに続ける。
「女王様が言っていた、この空で発生した爆発が、どんな影響を地上にもたらしたかを確かめるためにも、今回の任務には意味があるんだ。調べる必要はあると思うよ」
「ミスタ・ハルノの意見に僕も賛成だ。サイト君とルイズもそう思うだろう?」
「まあ、な」
「そうね」
ジュリオからも賛成の意見が飛び、彼から話をふられたサイトとルイズも合意した。できればあまり深いところまで首を突っ込みたくなかったモンモランシーだが、確かに彼らの言っていること自体は間違いではない、とは思った。ただ、まだ学生でしかない自分たちの力では役不足さが目立つ気がしてならなかった。
「だが、どちらか片方だけというわけにもいかないだろう。この兵士さんに付き合う組と、当初の任務通り落下地点に向かう組の二手に分かれるべきと僕は思うね」
「う、うむ…皆はどうするんだい?隊長として意見を聞こうじゃないか」
ギーシュは自ら隊長として全員の意見に耳を傾ける。…あまり隊長らしくないが。
「俺は…町に残ってみるよ。この兵士さんの話が気になる」
「サイトが残るなら、私も残るわ」
サイトとルイズの二人は、兵士が見たという『気になるもの』の調査のために町に残ることを決める。
「それなら、僕もサイト君たちと…」
ムサシもサイトの身を案じて彼と同行しようと考えたが、サイトは首を横に振ってそれを断った。
「いえ、春野さんはジュリオやギーシュたちと一緒にお願いします。今回のお姫様からの任務は、この街とアルビオンの間の空に起きた爆発とそこから落下した何かについてですし、怪獣を操れるジュリオや経験豊富な春野さんがいる方が、そっちの方が万が一の非常事態に対応できると思うんです」
「本当に大丈夫かい?」
これまでサイトを追い詰めるようなことが多々起きていることを知ったこともあり、ムサシはサイトの身を強く案じていた。そんなムサシに、サイトは笑みを返した。
「心配しすぎですよ。俺たちこれでも修羅場くぐってきた方ですから。だろ、ルイズ?」
「え、ええ…まぁ…そうね」
サイトに言われるまでもないが、彼から話をふられたルイズは少し戸惑いを見せる。
「しかし、君たちも物好きだな。任務の途中で出てきた別件の方に首を突っ込みたくなるとは」
別行動する流れになり、レイナールはサイトとルイズに対してそう言う。
「何言ってるのよ、もしその黒い物体っていうのが、トリ
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