暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
真・魔人-ファウスト・ツヴァイ-part1/ウェザリーの野望
[2/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
れより我々は、麗しき女王陛下の名のもとに、栄誉ある任務を実行する!皆、しっかり戦果を挙げ陛下の力となるのだ!!」
なぜか背景には薔薇がいくつも咲き誇って散っているように見える。これもギーシュのキャラがなせる技なのか。
そんなことはともかく、派遣メンバーは当然UFZに所属するサイトとルイズ、ギーシュ、マリコルヌ、レイナール、モンモランシー…そして協力者としてジュリオやムサシも同伴した。
「魔法衛士隊の協力もなしで大丈夫なのか?」
「うん…平民とはいえ、僕らより経験の深い銃士隊の人たちもいないし」
自分たちは表向き、女王であるアンリエッタの近衛隊だが、対怪獣対策という役目も背負うことになっている。だがそのメンバーはまだ在学中の魔法学院の生徒。はたから見たら役不足さが否めない。それを気にしてかレイナールとマリコリヌは不安を抱く。
実は今回、アニエス率いる銃士隊の協力は借りなかった。
アニエスが今後のために、どうしても調べたいものがあるらしく、それは魔法学院でなければできないことだというのだ。なので、銃士隊は魔法学院の防備という名目で魔法学院へ派遣されている。もちろんアニエスも無理のある注文だとは思っていたが、急ぎで調べ、ラ・ロシェールへ来るなら…と約束を交わすことでアニエスの要望を許したのだ。
ジャンバードの機能でも探れなかったから、彼らの力を借りたかったのだが、別件がある以上やむを得なかった。
「はぁ、まさかこんな重いことを背負わされるなんて思わなかったわ」
それについてモンモランシーもあまり乗り気じゃなかった。ギーシュの監視役のつもりもあってこの部隊に自ら入ることにしたが、大事に干渉するほど本気のつもりじゃなかったので、ちょこっと後悔もしている。
「それなら大丈夫だと思うよ。このミスタ・ハルノという人、どうやらサイト君よりも深く怪獣や異星人たちの扱いに慣れているし、今回のような任務にも経験があるそうだ。彼の動きを真似てみればいいんじゃないかい?」
そんな彼らに、ジュリオがフォローを入れてくる。
ムサシが今回サイトたちに同伴したのは、まだ未熟な彼らに、ウルトラマンと肩を並べた防衛チームの元一員として教えられることがあるという、本人の希望もあった。サイトからの信頼も厚かったムサシを信頼し、アンリエッタはその要望に応えてくれたのである。
「それに万が一怪獣や黒い巨人が現れても、僕がいるから心配ないさ」
「あなたがそういうなら…」
爽やかイケメンスマイルも兼ね備えながら言ってきたジュリオに、モンモランシーはあっさりと信じ込んでしまう。自分が啖呵を切ったのに、その光景があまりに面白くなく感じたギーシュはちっ、と舌打ちする。
確かに、ウルトラマン以外ではこの男の怪獣を使役する力のみが、黒い巨人や怪獣たちに対抗する力だ。仕方ないが、やはり同
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ