第1章
旧校舎のディアボロス
第10話 友達、救います!
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なく、扉を潜る。
「いらっしゃい、悪魔の皆さんに坊や。遅かったわね」
天野夕麻が、奥の階段の上に立てられた十字架のそばで佇んでいた。階段の前には、大勢の神父が群がっている。そして、十字架には眠っているアーシアが磔にされていた!
「アーシアァァッ!」
「・・・・・・イッセー・・・・・・さん・・・・・・?」
イッセーの叫びが聞こえたのか、アーシアは薄らと目を開く。
「アーシア! いま行く──」
イッセーがアーシアのもとまで駆け出そうとした瞬間、天野夕麻が光の槍を投げつけてきた!
「イッセー!」
「兵藤くん!」
慌てて、俺と木場がイッセーの腕を引いて、槍は当たらずすんだが、床に刺さった槍が強烈な光を発し、その波動で俺たちは後方に吹き飛んでしまう!
「「「ぐっ・・・・・・」」」
その際に、俺たちは背中を打ち付けてしまう。
「感動の対面だけど、残念ね。もう、儀式は終わるところなの」
「あああぁぁぁぁぁっ!?」
十字架が不気味に輝きだし、アーシアは苦しみに叫ぶ!
「アーシアっ!?」
「ああっあああぁぁぁぁぁっあっあっあああああぁぁぁぁぁあああああああ──っ!?」
アーシアの胸から、淡い緑色に光るものが飛び出し、アーシアは糸が切れた人形のように力なく崩れ落ちる。
「『聖母の微笑』、ついに私の手に!」
その言葉が指し示す事実は・・・・・・アーシアの死。
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