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チートな筈なのにそんな気がしない
おお、死んでしまうとはなさけない… えっ?
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退屈だ。

何もすることがないと言えば嘘になるだろう。何かをしようと思うのなら出来ることはそれなりにあるだろう。
だがそれはあくまで『出来ること』だ。決して『しなければならないこと』でもない。
要は何か使命的、とは言えないがやらなければならないことが欲しいのだ。

「暇だ…








天変地異でもおこんないかなぁ〜」

などと言ってみる。

まぁそんなこと起こる筈もない。

直後、







ゴオオオオオオオオオオオン??

世界が崩れた。

そう、『崩れた』のだ。何の前触れもなく、隕石が落ちた訳でもない。世界がパズルのピースがバラバラになるように。

その瞬間、俺の意識も闇に落ちた。













ここは?

「目が覚めたかな?」

誰だ?それにここは?さっきのは夢かなにかか?

「質問が多いよ。」

「まぁ仕方がないか。」

「ここは神様の所だよ。人間風に言えばね。」

人間風?

「だって僕は人間ではないもの。」

「君たちで言う『神様』ってヤツだよ。」

「質問には二つ答えたね。
最後の質問だけどさっきのことは夢でも幻でもない、紛れもない現実だよ。」

へ?現実?じゃあ俺って…

「死んでしまったんだ。それに君だけじゃない、君の世界の人々は1人残らずね。」

「原因なんて分からないし、ましてやこんなこと前代未聞なんだ。」

「だから僕は死んでしまった人達を1人残らず地獄か天国かはたまた別の世界に生まれ直させているんだ。」

じゃあ俺もどこかに行くのか?

「どうやら君は他とは違ってね、ある世界に引き寄せられつつあるんだよ。」

へ?なんで?俺が?

「君の世界が崩れたことによって君の世界で創られた創作物の世界が多少の狂いを起こしているんだ。」

「そしてその1つが君を引き寄せている。」

「だから僕は君をどうすることも出来ない。その世界に下手に干渉して取り返しのつかないことになっても困る。」

じゃあ俺はその世界に行くのか?

「そうして欲しい。」

うーむ…わかった

「随分とあっさり受け入れたね。」

まぁこの目で見たことだから世界が崩れたのは間違いないんだろ?
だったらもう他の世界にでも行ってやるさ。

「ありがたいよ。でも、なにもなしに君を送ることはしたくないから君に1つ贈り物をしよう。」

贈り物?

「うん、君が行く世界はなかなか危ない所みたいだから生き残れる力をね。」

そんなに危ないのか?

「君達でこの世界のことをどう呼んでいるかは知らないけど、そこそこ危ないと思うよ。」

「まぁ簡単に死
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