臆病者提督とツンデレ艦娘のケッコンカッコカリ
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が開い…………っ!!!!
引き抜いて中身を床にぶちまける。
指輪が。
指輪が箱からこぼれて叢雲の方に。
それを叢雲は手に取る。
彼女が欲しかった物を持つ指が震えていた。
「わ、悪くはないわ。
も、貰ってあげる」
キョドる叢雲だが俺は首を上下に動かすことしか出来ない。
けど、怯えながらも彼女が左手の薬指に指輪をはめる時、涙がこぼれたのを見て自分の選択は間違っていなかったと思った。
「いいわね、こういうのを待っていたのよ。
やれば出来るじゃない!」
凄く嬉しそうな彼女の後ろに少し開いたドア向こうに赤城が見えて親指を立てやがる。
叢雲を煽ったのはあいつか。
「あぁもう、いいわ!
預かってあげる。
高くつくわよ?
覚えてなさいな!
貸しにしといてあげる。
明日も、…明日も、付き合ってあげても、いい、わ」
高い貸しになりそうだ。
そこで自分も叢雲も笑っているのに気づいた。
そんな臆病者とツンデレの何気ない話。
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