ガンダムW
1527話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
というか、持っていた物だ。
空間倉庫の中にたっぷりと入っていた宝石、特にダイヤは宝石の中でもメジャーであり、非常に使い勝手がいいせいか、俺がOGs世界で襲ったテロリストやマフィアが持っているのは珍しくはなかった。
勿論この調子で使い続けていればその内なくなってしまうだろうが……
そう考えれば、基地や推進剤、トレーラーといった件で世話になったが、マフィアに少し奮発し過ぎたか?
ただ、あのマフィアは義理と人情を重視する古き良き極道のようなマフィアだったからな。
最終的にこっちを裏切るような真似はしなかったし、こっちも多少報酬を奮発してもいいと思った。
まぁ、最初は盗聴器とか盗撮カメラの類を仕掛けていたが。
ともあれ、結界を張る場所を決めるとトレーラーを運転して良さそうな場所を探していく。
もしかしたらデュオやヒイロが俺達の様子を気にして後をつけてくるかと思ったんだが……幸いそういう事はなかったらしい。
まぁ、デュオもヒイロも、自分のガンダムを修理する必要があるしな。
そう簡単に俺達の後をつけてくるなんて真似は出来ないだろう。
そうしてトレーラーで走る事、1時間程。ようやく丁度いい森を見つける。
こういう森がそのまま残っているのは、ヨーロッパだからこそと言うべきか?
ともあれ、話していた通りに森の中をトレーラーで進める場所まで進んでいく。
そうしてこれ以上進めないという場所まで到着すると、トレーラーを降りて空間倉庫に収納。
森の中を散策しながら歩いていく。
まるでピクニックにでも来たのではないかと思えるような時間が過ぎ……やがて森の奥にも関わらず、ある程度開けた場所を発見する。
「凛、ここでいいか?」
「そう、ね。……ええ、問題ないわ。アクセル、宝石を」
凛からの要望に従い、ダイヤの入っている革袋をそのまま渡す。
それを受け取った凛は、その中から幾つかのダイヤを取り出すと、素早く呪文を唱え始めた。
綾子は念の為に周囲に誰の姿もないのか警戒をしている。
この辺、慣れた動きだと考えると、恐らくFate世界でもこういう感じに行動していたのだろう。
まぁ、マスターとサーヴァント……半サーヴァントだと考えると、特におかしな事でもないのかもしれないが。
そもそも、半サーヴァントってのは色々と反則的な存在だ。
聖杯戦争の時と比べれば分かる通り、明らかに綾子は成長して、より女らしさを増しているし、サーヴァントとして人間を遙かに超える身体能力を持っている。それは、物干し竿なんて代物を自由自在に振り回しているのを見れば明らかだろうし、受肉もしている。
普通のサーヴァントというのは、時間が経っても成長はしない。……セイバーなんかは、今の綾子を見ればエクスカリバーをぶっ放すんじゃな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ