520部分:第七十三話 アイオロス合流その六
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た。それは間違いなかった。
その証拠に目は冷静だった。その口調もだ。
「わかっている。だが」
「だが。何だ」
「互角という立場においてこのリゲルが敗れることはない」
それはないというのである。
「決してだ」
「それはこのアイオリアとて同じこと」
構えながら言葉を返すアイオリアだった。今にも何かの技を放たんばかりだった。
「それも言っておこう」
「面白い」
アイオリアの今の言葉を受けてまた述べたリゲルだった。
「ならばその互角の立場においてどちらが勝つかはっきりさせるとしよう」
「そうだな。ではアスモデウスよ」
またしてもアイオリアの小宇宙が高まるのだった。
「行くぞ」
「参る」
こうして闘いをはじめる両者だった。二人の死闘が幕を開けた。
第七十三話 完
2009・11・28
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