プロローグ
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二人の学生が鞄を片手に歩道を歩いていた。
「なぁ、雄介!お前もラブライブ見ようぜ!」
そう雄介と呼ばれる学生に話しかけたチャラ男は片手に持っていたケータイの画像を木道雄介に見せた。
「悪いが俺は仮面ライダーにしか興味が無いんだ!」
雄介は片手にコンビニで買ったガンバライジングのパックを開けながら言った。
「仮面ライダー何てよ!もう時代遅れじゃんかよ!」
チャラ男はそう雄介に言った。
「俺から言わせればアイドルの女の子が踊るのを見て何が楽しいかわからないわ」
雄介はそう言ってカードを見ていた。
「お前ラブライブ、バカにすんなよ!去年の大晦日の紅白に出たんだぜ!」
チャラ男はそうラブライブのいいところを挙げた。
「それを言ったら仮面ライダーも紅白に出たぜ」
そう言って雄介はカードをポケットに入れた。
「誰か!子供を助けて!!」
女性の声が向こう側の歩道から聞こえた。
そこには五才ぐらいの子供が道路で転んで泣いていた。
すると大型トラックが猛スピードで走ってきた。
雄介は鞄を捨てて車道に走り出した。
「アブねえー!」
雄介は子供を抱き抱えて走ろうとしたがトラックとの距離は1mもありぶつかってしまった。
「雄介!」
チャラ男は雄介のもとに走ってきた。
「はぁはぁ、おい、こ、子供は?」
雄介は薄れ行く意識の中子供の心配をした。
「ああ、無事だよ!お前が守ったんだよ!」
チャラ男は涙を流しながら言った。
「俺さ、仮面ライダーでエグゼイドみたいに医者になりたかったんだが無理みたいだな!俺が死んだら、妹にはごめんって言ってくれ」
雄介はそう言って意識を失った。
ーーーーーー
雄介は目が覚めると白い世界に居た。
「どこだ?ここ?」
辺りを見ながら雄介はゆっくりと歩いた。
「そこの君!」
雄介は後ろから声がした方を振り向いた。
そこには憧れの仮面ライダーエグゼイドに変身する宝生永夢が立っていた。
「えええええええ!」
雄介は驚きのあまり腰が抜けた。
「大丈夫?」
永夢は片手を差し出した。
「あっ、はい!」
雄介は永夢の片手を掴んだ。
「君が命を賭けて子供を助けたのを見てこれを託すよ!」
永夢は雄介にゲーマドライバーとTVに登場したガシャットを雄介に渡した。
「えっ!ちょっと待って下さい!俺は当然の事をしただけですよ!」
雄介は永夢が使用しているゲーマドライバーとガシャットを遠慮していた。
「大丈夫!これは君専用のドライバーとガシャットだから」
永夢はそう言った。
「でも俺より優れた奴に
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