鎮守府の昼下がり
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むか?お前も。」
飲みたそうな顔をしていたのだろうか?まぁ、断る理由も無いから貰っておこう。
バケツの中身を覗くと、缶ビールにワンカップ大関。更に丸のままのトマトと瓶詰めになった串刺しのキュウリが山盛りの氷によって冷やされている。遠慮なくワンカップを氷から取り出すと、プルタブをプシュッと開けて一口。氷によって冷やされた日本酒が、喉を通り過ぎて行く感覚が心地好い。
「ふぅ……、美味いな。」
「だよなぁ。明るい内から酒飲めるなんて、かなりの贅沢だよな。」
提督はそう答えながら、串刺しのキュウリにかぶりついた。ポリポリと良い音がしている。
「食うか?ウチのバァちゃん特製の辛子漬けだ。」
頂こう、と私も一本貰いかじる。キュウリの瑞々しさと辛子のツーンと来る辛味が酒を要求してくる。更にワンカップを煽る。
「まぁ、悪くないな。こんな昼下がりも。」
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