ガンダムW
1526話
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信があるように思えたんだけどな。
ああ、けど最終調整は自分でやったのではなく他の船員にやらせたのだから、そのせいか?
ともあれ、最終調整のチェックはしっかりとやったって話だったんだし、そこまで気にする必要はないと思うんだが。
そのまま格納庫の中で、ゆっくりとトールギスを動かす。
俺の手足の如く動く……という意味では、リーオーとかに比べると随分とマシだ。
だが当然ながら俺が本気で操縦しようとすれば、こっちの反応速度についてくることは出来ないので、その辺を考えた操縦をする必要があるだろう。
『どうじゃな?』
映像モニタに格納庫の通信装置から送られてきた映像が映し出される。
取りあえずきちんと動いている事に満足したのか、ハワードの顔からも先程の安堵した表情は既に消えており、少しだけ得意気に見える。……まぁ、顔は例の如くサングラスを掛けているので、はっきりとは分からないが。
「まだ機体を慣らす意味でゆっくりとしか動いていないけど、今のところは問題ないな。……ただ、今回の最大の改修ポイントのスーパーバーニアをどうするかが問題だな。試したいけど、こんなのをここで試せば当然ながら連合軍やOZに見つかるだろ」
『うーむ、それはそうじゃが……しかし、そのスーパーバーニアは実際に動かしてみなければ不具合がないかどうかは分からんぞ? いや、勿論儂が改修した代物じゃし、不具合の類があるようには作られておらんが』
そう言えば、改修してもスーパーバーニアはスーパーバーニアなんだな。
てっきりUとか改とかつくかと思ったんだが。
いや、最初に俺がスーパーバーニアと呼んでしまったしから、それでか?
ともあれ、陸は基本的に連合軍とOZに完全に抑えられていると考えられる以上、そこでトールギスを動かせば間違いなくすぐに発見される。
海上なら地球上の全ての海を24時間態勢で監視しているとは限らないだろうけど、どこが安全なのかというのは俺にも分からないしな。
かといって、まさかこのサルベージ船の中でスーパーバーニアを全開にする訳にもいかないだろう。
そんな真似をすれば、確実にこの船が破壊されてしまう。
これにはハワードも悩んでいるようで、口籠もるが……それに待ったを掛けたのは、凛だった。
映像モニタの向こう側で、笑みを浮かべて口を開く。
『アクセル、その件だけど多分私が解決出来ると思うわ』
「凛が?」
意表を突いたのは凛とMSという組み合わせが致命的なまでに合っていなかった。
元々機械関係には酷く弱い凛の事だ。
それこそこのままホワイトスターに連れていった時、無事に生活出来るのかと思える程に。
まぁ、量産型Wを暫くサポートとして付けておけば問題はないだろうが……
とにかく、そんな凛にM
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