510部分:第七十二話 来たるべき戦いその三
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第七十二話 来たるべき戦いその三
「こうした感じが」
「そうなるよな」
「まさにこれがオーストラリアだ」
ダイダロスもそれだというのだった。彼はヌードルを食べている。彼はそのカレー風味のかなり強い味のヌードルを食べながら言うのだった。
「このヌードルは」
「日本のカップヌードルか!?」
「そうだよな」
青銅の者達もそれを食べていた。そうしてそのうえで話すのだった。
「この味はな」
「そっくりだよな」
「辰巳のおっさんが俺達に食わせてくれた」
「あれだよな」
「あの人はこうしたものも食べるからな」
見ればアイオリアもだった。そヌードルを食べていた。食べているのはフォークを使ってである。それもまたオーストラリア風であった。
「日本の味が好きだからな」
「これって日本だったんですか」
「カレー味ですけれど」
「そうらしい」
青銅の者達にそのヌードルを食べ続きながら述べるアイオリアだった。見ればバケツ位の巨大なバケツ型の容器の中にそれがあるのだった。
そしてその容器の中にカレーのスープがあり様々な野菜やハンバーグ状の肉がある。やはりどう見てもカップヌードルである。
「それがオーストラリアに入ってきたみたいだな」
「ってここにまで日本の味がですか」
「何か凄いですね」
「実は我が聖域もだ」
ダイダロスが話した。
「日本からはかなりの援助を受けている」
「あの国からですか」
「縁所を」
「そうだ。特にグラード財団にだ」
そこだというのである。
「援助を受けている」
「あの財団って何なんだろうな」
「城戸の爺さんも訳わからない人だしな」
青銅の者達もまたヌードルを食べはじめていた。その中で言い合うのだった。とにかく物凄い量のサンドイッチとヌードルを食べ続けている。
「一見凄く厳格そうだけれどな」
「実は凄い女好きだったりしてな」
「ああ、その可能性あるよな」
そんな話もする彼等だった。
「素顔なんてわからないからな」
「裏の顔なんてな」
「それこそ子供が何人もとかな」
「愛人が何人もいてな」
「そ、そうだな」
何故かその話を聞いて戸惑った顔になるアイオリアだった。
「それはな」
「ってアイオリア様」
「どうしたんですか?」
クルトとオックスが今の彼に対して突っ込みを入れた。その戸惑った顔になった彼に。
「急に顔から汗が出て」
「何かあったんですか?」
「何でもない」
一応はこう返すアイオリアだった。
「しかしだ」
「しかし?」
「やっぱりおかしいですけれど」
イコロイと山鬼も彼に問うた。
「どうしたんですか、本当に」
「アイオリア様も何かあったんですか?」
「一つ言うが」
ここで不意にこんなことを言い出してもきたア
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