第八十一話 決勝戦
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だが、侮って貰っては困る。
俺が連撃系の攻撃をしないのはする必要が無いからであり、出来ないわけではない。
特に三刀流を使い始めてから連撃も攻撃の手として考え始めた。
さぁ、ユウキの知らない切り札その1、三刀流オリジナルソードスキル《激龍》四十二連撃だ。
現時点で最高の連撃数を誇るこのソードスキル、受けきれるものなら受けきってみろ!
ユウキ「っ!」
流石と言うべきか、ユウキは驚きこそしたものの攻撃をどんどん弾いていく。
ユウキ「いったい! コレ! 何連撃! あるの!?」
アーサー「四十二だ。」
ユウキ「よ、四十二ぃ!?」
まぁ、そういう反応になるだろうな。
作るの苦労したんだぜ?
発案から四ヶ月かけてやっと登録された。
そして途中から少しずつ攻撃が当たり始めてユウキのHPが少しずつだが着実に減っていく。
アーサー「これが、ラスト!」
ユウキ「ぐっうぅ!? この! やあぁぁぁぁ!!」
最後の攻撃が綺麗に決まったが、ユウキはすぐに体勢を立て直し、《マザーズ・ロザリオ》を放つが《スキル・ファントム》で硬直時間を無効化し、防ごうとするが、
アーサー「《マザーズ・ロザリオ》じゃない!?」
ユウキ「そうだよ! これが新しくなった僕の必殺技! 《マザーズ・ロザリオ改》!」
具体的には最後に×印の斬撃を付け加えただけだが、それで十三連撃。
俺の《ナイツ・オブ・ラウンズ》と並んだ訳だ。
だが、その程度の付け焼き刃でどうにかなると思ったら大間違いだ。
アーサー「あぁ、そうかよ。 その程度なら、」
ユウキ「ぐふっ!!」
ユウキの腹を思いっきり蹴飛ばす。
アーサー「ガッカリだな。」
成長がこの程度だったとはな。
まったく、発想力には期待してたんだが、無駄だったな。
アーサー「終わらせる。」
一気に飛び出し、最高速で飛ぶ。
ユウキは俯いたまま動かない。
そのまま俺の右手の龍爪剣が当たった。
ように見えた。
ギリギリでユウキが身体を反らし避けたのだ。
ユウキ「引っ掛かった。」
アーサー(! 誘われたか!)
ユウキ「僕の成長があれだけだなんて、言ってないよ。 行くよ! 《セイントクロス・オブ・ア・ボンド》!!」
絆の聖十字、か。
面白い。
そう思った瞬間に尻尾と左手の剣を捨てる。
俺の切り札2枚目にしてラスト!
アーサー「勝負だ! ユウキ!」
この技は《円卓の騎士団》の団長を間借りなりとも努める俺の誇り、意地、その他諸々、全てを込め
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