21話目 古代の生命1
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も上の位置から、岩石を投げつける岩タイプの攻撃技“がんせきふうじ”で攻撃する。
ギャラドスに巨大な岩石が複数降り注ぎ、ギャラドスにダメージを与えた。
さらに、ギャラドスに命中した岩石は、ギャラドスの体にしつこく張り付いて剥がすことができない。岩石に封じられてギャラドスの動きが遅くなった。
「KK、負けるな! 攻撃!」
「……“あなをほる”だ!」
イザルの指示により、ハガネールは空中から地面に降り立った勢いのまま地中に潜った。これによりギャラドスの攻撃は空振りに終わる。
「……飛び出せハガネール、“がんせきふうじ”!」
「KK、“たきのぼり”! 捕まえろ!」
再び地中で助走をつけ、勢いよく地上から空中へ飛び出したハガネールは“がんせきふうじ”で上の位置からギャラドスに岩石を降らせる。
しかし、ギャラドスは“たきのぼり”を発動し、水をまとって全力で上に位置するハガネールに突っ込んだ。
グレイのギャラドスが使う“たきのぼり”は、上方向へ突撃する時に特に威力が高くなるという特殊な性質がある。ギャラドスの“たきのぼり”は、“がんせきふうじ”を弾き飛ばしてそのままハガネールに直撃した。
重さが400.0kgもあるハガネールは、ギャラドスの“たきのぼり”でダメージを受けるものの、大きく吹っ飛ぶことは無く、両者の距離が縮まった。
ギャラドスは長い胴体でハガネールに巻きついて締め上げ、“こおりのキバ”をくらわせ、食い込ませた自身の牙をグリグリと動かしてハガネールに痛みを与える。
ハガネールもギャラドスの胴体に噛みつきながら、“アイアンテール”で鋼鉄の尻尾を叩きつけてギャラドスを攻撃する。
空中で絡み合うギャラドスとハガネールだが、ギャラドスはハガネールの重さを支えきれず、やがて両者は墜落しそうになる。
そのタイミングでグレイもイザルも新たな指示を出す。
「……“あなをほる”! 地中に逃げろ!」
「逃がすな! “たきのぼり”!」
地面が近づき、地中に逃げようとするハガネールに対し、ギャラドスは“たきのぼり”でハガネールにダメージを与えつつ上方向に押し出す。ギャラドスの肉弾戦による攻撃が再び始まる
ハガネールは地中に潜る体勢をとっていたため、ギャラドスの攻撃への対応が遅れ、その隙にダメージがたまる。
しかしすぐにハガネールも体勢を立て直してギャラドスへの攻撃を開始する。
「……今! “あなをほる”」
イザルはタイミングを見計らってハガネールに指示した。
ハガネールは再び地中に潜った。
今度ハガネールは、上方向へは勢いをつけずに、素早く地面から這い出して、ギャラドスよりも下側から“がんせきふうじ”でギャラドスに攻撃する。
岩石にまとまりつかれているギャラドスは動きが鈍く、素早く避けることができずに
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