第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
リトルバスターズ 〜希望という名の未来を〜
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!!!!」
そこに理樹たちが駆けよってくる。
蒔風の表情が驚愕と憤りに染まり、忠告を飛ばす。
「オレに任せろって言ったろうが!!!!下がってろ!!!」
が、しかしそこで恭介の熱い、それでいて冷静な声が発せられた。
「いや、ここは俺達に任せてもらう」
「な!?」
恭介の言葉に蒔風が驚愕する。
その間に理樹が前に出て、それに鈴に真人や謙吾、来ヶ谷らが続いて、横に並ぶ。
「僕たちだって死ぬわけにはいかない。友人をみすみす傷つけさせたちなんかできない!!!!そのために・・・・僕は・・・僕たちはあの世界で強くなったんだ!!」
理樹たちの脳裏に浮かぶのはかつての悲劇。
崖から落ちた修学旅行のバス。
血まみれの仲間たち。
一度は諦めかけてしまった未来。
だがそこから理樹と鈴はみんなを救って帰ってきた。
ならば今度もできないはずはない。
「行くよみんな!まずこの結界を!!」
「「「「「おう!」」」」」
ズオァッ!!!
その瞬間に世界が変わる。見た風景は一切変わらない。
しかし、確実に違う世界。
この世界には彼らの他には誰ひとりとして存在しない。
いつまでも続く、彼らの青春の世界!!
「ば・・・・かな・・・・結界!?しかも、固有結界だと!?」
奴は叫ぶ。固有結界だと。
空間から隔離する結界とは異なり、これは世界を塗り変えることで存在するもの。
そんな希少能力を、複数人でとはいえ発動させつ彼らはとても普通ではない。
奴が固有結界と言いはしたが、厳密には違う。
ここはかの世界とは構築が異なるのだ。
魔術も何もありはしない。
だがこの現象は、確かに世界を塗りつぶすものだった。
そこに自分たちの世界を上書きするものだった。
だがそれよりも特筆すべきは
「な・・・!?"輝志"は基本的には"no Name"と変わらないはず・・・・こいつら・・・・"輝志"の力の使い方を知っている!?」
そう、想いの強さによって奇跡が起こる"輝志"とはいえ、それを使いこなすなど通常ではありえない。
だが、彼らはそれをやってのける。
友人を救うという、その想いたった一つに賭けて。
「さ、舜、始めよう!!!」
「・・・・・・そうだな」
蒔風がにやりと笑いながら、差し出された理樹の手をとる。
「僕たちは正義の味方、リトルバスターズだ!!!」
「いっくぜええええええええええええ!!!!!!筋肉革命だぁアぁアアアアアアアアアアア!!!!!!」
真人の雄たけびが響き渡る。
と、その瞬間に、塗りつぶされていた世界がさらに潰される。
「これは・・・・まさか真人は・
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