第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
リトルバスターズ 〜パーティアンドメンタル〜
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そうだろ」
そりゃそうである。
このドリンクは真人が筋肉のさらなる成長のために作り上げたものだ。
その味は何とも形容しがたいものである。
「筋肉の筋肉による筋肉のためのこのドリンクをそんなことに使うなよな!!!」
「じゃあこっちで用意しよう」
そう言って蒔風がドリンクを取り出した。
「どこかの世界からの贈り物だ。なになに・・・・・超栄養ドリンク・・・・?」
そのラベルには当て字としか思えない名前が書いてあった。
それは野菜汁(苦)・ペナル茶(ティー)(辛)・青酢(酸)・イワシ水・粉悪秘胃(コォヒィ)とある。
「なんだこれ・・・・・」
「ま、まずそうだ・・・・・」
「何処かのテニスの世界で飲まれているらしいんだが・・・・・身体にはいいらしいぞ?」
「飲んだ瞬間にぶっ倒れそうだが?それにこれでは罰ゲームは五人ではないか」
謙吾の言葉に、蒔風がふっふっふ、と笑って答えた。
「大丈夫だ、秘策がある」
「どんなだ?」
「一つにする」
「なに!?」
「そして一つにしたものがこちらでございます」
「何やってんの!?」
そこにはなんだかよくわからない色と形状をした飲み物?が置いてあった。
「命懸けのビンゴゲームだ・・・・・」
「ゲームスタートだ!!!」
そして始まったビンゴ。
みんな目が本気だ。
と言っても完全にこれは運だ。
どうしようもないほどの運頼み。
そして結果を言えば、蒔風が負けた。
「な・・・・なぜだ・・・・」
「うわぁ・・・・・」
「ご、ご愁傷さま・・・・」
蒔風の握るカードは穴が開きまくっていた。
あとどこでもいい、一カ所でも穴があけばビンゴなのに、そこが全く開かないのだ。
「なんで・・・・あと一つなのにぃぃぃぃぃイイイイイイイイイイイイ!!!!!!」
「さ、飲もうか」
そう言って恭介がドリンクを差し出してくる。
「い、否だ!!!」
「おっと逃がさないよ」
「!?」
蒔風の背後にいつの間にか来ケ谷が回りこんで退路を塞ぐ。
「ちぃっ!!ならば!!」
蒔風が強引にわずかな隙間から逃げようとするが、ビー玉に足を取られて転んでしまう。
「ふっふっふ〜〜。はるちんからは逃げられないのだ!!」
「何このお前らのハイスペック!?」
「気にしないでください。それよりも、飲まないんですか?」
美魚が冷やかに蒔風に言う。
自分で言ったくせに逃げるのですか?と目が語っていた。
「・・・・・飲んでやる!!!!見てろよ!!!(ゴ)ブルァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」
ゴクッ!
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