第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
リトルバスターズ 〜パーティアンドメンタル〜
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あ!!待っ・・・」
バタン!!
と勢いよく扉が開かれる。
ボフン!!
瞬間、蒔風の視界が真っ白になった。
なにやら扉の上に仕掛けがあったようだ。
何かの粉で蒔風の全身が真っ白になり、前方では葉留佳がケタケタと腹を抱えて笑っていた。
「やははっ!!引っかかってくれましたなぁ〜〜〜〜舜さんは!!」
「はるちゃん、やっぱり悪いよ〜〜〜」
「え〜〜?こまりんノリ悪いぞ〜〜〜」
そう言って蒔風の方にピョンと寄ってきた葉留佳。
「にしし、かんそーどーですか!?」
固まったままの蒔風に、葉留佳が聞いた。
そして蒔風がフッ、と笑ってから、叫んだ。
「小娘が!!!お前も同じようにしてホットケーキに埋めて食ってやるわ!!!」
「きゃぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」
蒔風が葉留佳を追いかけ始める。
事情を知ってる彼らだからいいが、なにも知らない人間が見たら真っ白な変質者が女子生徒に迫る光景だ。
かなりやばい。
「まったく葉留佳さんは・・・・」
「理樹、遅いぞ」
「ごめんごめん。ちょっと話しててね」
食堂中を走り回る蒔風と葉留佳を眺めながら、理樹もテーブルの上にあるものに手を伸ばす。
テーブルの上にはホットプレートが並び、そこで小毬やクドが主体となってホットケーキを焼いていた。
「ぜぇーーー、ぜぇーーー、やっと・・・捕まえたぞ・・・・」
「はぁはぁはぁ・・・・・・捕まっちゃうとは思わなかったですな・・・・・・・」
そこに肩で息をした蒔風と葉留佳が戻ってきた。
葉留佳は蒔風のように頭から小麦粉を被っている。
「やられた〜〜〜〜!!悔しいですね〜〜〜〜〜〜!!!!」
「何やってんのさまったく」
そう言って二人にタオルを差し出す理樹。
「こいつメチャすばしっこいのな。まさか軽く本気出すとは思わなかった」
「褒めて褒めて〜〜〜」
「褒めるかいっ!!!」
「舜!!こっち来いよ!!!ゲームやろうぜ!!!」
そこに恭介からの声がかかる。
そちらに足を運ぶと、恭介がビンゴのカードを差し出してきた。
「やろうぜ!!」
「景品は?」
まずそこに食い付く蒔風。
それに対する恭介の返答は
「無い!!だが、ビリには罰ゲームがある!!真人!!!」
「んだよ。こっちはいま食ってんだよ!!」
「いいから、持ってきたもん出せよ」
「へいへいっと!(ドスン)マッスルエクササイザーUセカンドだ!!!!」
2が二回ある!?
と、そんなことを思いつつ、それを掲げる恭介。
「ビリにはこいつを飲んでもらう!!!」
「待てよ恭介。なんでこれが罰ゲームに使われるんだよ!!」
「そりゃ
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