第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
リトルバスターズ 〜それがきっと幾千もの力になる〜
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
せない・・・今度は私が助けるんだ」
とモデルガンをチェックする沙耶。
そんな皆に理樹はどう説得しようかとおたおたしていると、肩をポンポン、と叩かれる。
理樹がそっちの方に振り向くと、頬に指がツン、と刺さった。
「理樹は油断し過ぎだ、だから・・・・・・あたしたちが守る」
その指を頬に付けながら、鈴が理樹に言った。
いつもは言葉足らずな彼女だ。
だからこそ、たったこれだけで彼女たちが本気であるとわかってしまった。
「お前はあたしがいないとだめだからな。つきっきりで守ってやるから安心しろ。死んだら・・・・・ぶっ殺すぞ」
なんとも物騒な言葉だ。
しかし、「守る」と言う言葉の奥にある、その一つの決意に、理樹はこれ以上「やめてくれ」なんて言えなくなってしまったのだ。
「鈴・・・その時は僕はもう死んでるよ・・・・・」
はぁ、と肩を落としてしまった理樹に、蒔風が話しかけた。
「いい、友達だな。多分、ここにいる誰一人たりとも、その場で言ってるんじゃないな」
「そうだろうね・・・」
「本当にお前が死にそうになったら、命懸けで助けてくれる連中なんだな」
「そうだったしね・・・・」
「だったら・・・・・そいつらはオレが守ろう」
「僕も・・・・何かやるよ」
「それはいい。だが、無茶はするな。決して戦おうとするな。それは俺がやる」
「・・・・うん」
「だからさ!!ウジウジすんな!!!お前は胸張ってこう言やいいんだよ!!」
「え?・・・・うん・・・・ははっ!」
「愉快だろ?」
「そう・・・・だね!!」
そして理樹が皆の前に立って、改めてこう言った
「みんな!!僕のためにいろいろありがとう!!でも、僕は死なない。皆も死なない!!前にも一回死にそうになったところから生き延びた。あの時に比べて今はまだピンピンしてる!!!だから大丈夫だ!!こっちには舜もいるし!!」
理樹が蒔風の方を向き、さらに皆を見渡して宣言した。
「よし・・・・さあみんな・・・・・ミッションスタートだ!!!!」
to be continued
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ