暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
リトルバスターズ 〜それがきっと幾千もの力になる〜
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せない・・・今度は私が助けるんだ」
とモデルガンをチェックする沙耶。



そんな皆に理樹はどう説得しようかとおたおたしていると、肩をポンポン、と叩かれる。
理樹がそっちの方に振り向くと、頬に指がツン、と刺さった。

「理樹は油断し過ぎだ、だから・・・・・・あたしたちが守る」
その指を頬に付けながら、鈴が理樹に言った。

いつもは言葉足らずな彼女だ。
だからこそ、たったこれだけで彼女たちが本気であるとわかってしまった。

「お前はあたしがいないとだめだからな。つきっきりで守ってやるから安心しろ。死んだら・・・・・ぶっ殺すぞ」

なんとも物騒な言葉だ。
しかし、「守る」と言う言葉の奥にある、その一つの決意に、理樹はこれ以上「やめてくれ」なんて言えなくなってしまったのだ。

「鈴・・・その時は僕はもう死んでるよ・・・・・」


はぁ、と肩を落としてしまった理樹に、蒔風が話しかけた。

「いい、友達だな。多分、ここにいる誰一人たりとも、その場で言ってるんじゃないな」

「そうだろうね・・・」

「本当にお前が死にそうになったら、命懸けで助けてくれる連中なんだな」

「そうだったしね・・・・」

「だったら・・・・・そいつらはオレが守ろう」

「僕も・・・・何かやるよ」

「それはいい。だが、無茶はするな。決して戦おうとするな。それは俺がやる」

「・・・・うん」

「だからさ!!ウジウジすんな!!!お前は胸張ってこう言やいいんだよ!!」

「え?・・・・うん・・・・ははっ!」

「愉快だろ?」

「そう・・・・だね!!」

そして理樹が皆の前に立って、改めてこう言った


「みんな!!僕のためにいろいろありがとう!!でも、僕は死なない。皆も死なない!!前にも一回死にそうになったところから生き延びた。あの時に比べて今はまだピンピンしてる!!!だから大丈夫だ!!こっちには舜もいるし!!」

理樹が蒔風の方を向き、さらに皆を見渡して宣言した。




「よし・・・・さあみんな・・・・・ミッションスタートだ!!!!」






to be continued



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