第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
リトルバスターズ 〜それがきっと幾千もの力になる〜
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はその「奴」を探すか、理樹君の護衛ってところ?」
「そうだ。舜、問題は?」
「あるわバカモン」
蒔風が恭介にチョップでツッコんで答えた。
「「奴」相手に偵察なんて自殺行為もいいとこだ。学校ごと・・・とはいかなくても、まあ確実に消されるぞ」
「そうか・・・・」
「護衛をつけてもいいが、「奴」にもそういった使えるやつがいてな。おそらく意味をなすまいよー」
「だったらどうするんだ?このまま待てと言うのか」
謙吾が蒔風に言った。
それはそうだろう。
彼にとって最高の親友が狙われているのに、待っているしかできないとは。
だが、そんな謙吾に、いあや、その場の皆に蒔風は言う。
「そうだ、待て。それしかないんだ。この戦いはいつだって後手なんだよ。それでも勝ってきた、俺を信じてくれないか」
蒔風が頭を下げてそう言った。
「僕はそれでいいよ」
「理樹!!」
理樹の言葉に蒔風が頭を上げる。
「守ってもらえるだけでも十分だよ。舜がいなかったらただ殺されているんだろうし」
「そう・・・・だな」
「理樹がそーいうならいい」
真人や鈴の言葉に、恭介が続いた。
「確か「奴」が来るのは・・・・・」
「明後日ころだな。この世界はほとんどが"輝志"に該当するからな。"輝志"の世界は少ないけど、構築がややこしいんだ」
「だったら今は大丈夫なんだね」
「今は・・・な。それに心配するなよ!!オレは世界最強だからな。明後日だって何も心配はいらないさ」
蒔風のその言葉にメンバーの一人が顔をしかめる。
が、それが何だか確信が持てなかったのか、すぐに元の表情に戻った。
「だったら今は対策を練ろう!!ミッション名「世界の捕食者から理樹を守れ」だ!!!!」
「ちょ、ちょっと恭介!皆を巻きこんだらだめだよ!!」
そう言って恭介を止める理樹だが、それを真人や謙吾、さらには女性陣までもが止めた。
「水臭いぞ理樹。お前の危機に立ち上がらなくて何がリトルバスターズか」
「そうだぜ!!そんなに強い奴なら、俺の筋肉さんの出番だしな!!!」
「ふむ、このまま少年が死んでは私も悲しいからな」
と模造の日本刀を手入れしながら来ケ谷が言う。
「まだ夢の恭×理をこの目で拝んでいないのに死なれては困ります」
と両手にグッ、と力を入れる美魚。
「リキを死なせはしないのですッ!!」
「死んじゃうのは悲しいことだもん・・・・私も頑張るよ!!」
とクドと小毬が意気込んで
「やはは、何だか面白いことになってますな〜〜〜〜。これははるちんの出番かっ!?」
と何やらタンバリンを振り始めた葉留佳。
「理樹君に手なんか出さ
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