第6話
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えたのでカードから目を離して声の方を見て
「うわああああ!?なんでタオルを巻くことすらしてないんですか!?」
慌てて瑠璃が走ってセレナを風呂場に押し込む。何やら色々押し問答があったみたいだがそれも落ち着いたみたいだ。瑠璃が顔を真っ赤にして戻ってくる。
「見ました?」
「あ〜、顔をそらしたけど、バッチリ」
「忘れなさい!!」
「分かってる、分かってる!!それより、傍に付いていたほうが良い気がするんだけど。オレは、ほら、隼の部屋にでも行ってるからさ。準備ができたら呼んでくれればいいから」
「そうしてもらえますか」
「うん。あっ、このカードをセレナに渡しといて。少しはマシになるはずだから」
それだけを言って、素早く部屋から出る。セレナがまた動き出す気配を感じたので急いでだ。廊下に飛び出してドアを閉めて凭れる。
「意外と胸が大きかったな。それと下、生えてなかったよな。まさか他の三人も?いやいや、忘れろ。忘れるんだ」
一瞬だったけどはっきりと見ちゃった。身体はバッチリ反応している。ああ、もう、出来る限り意識を反らしてるのによ。はぁ、今日、まともに眠れるかな?
「がるるるるるるる!!」
「一晩で何をやらかした?」
「「いや〜、それがもうね、あははははは、ごめんなさい」」
翌日、セレナに会いに来た零児が部屋の隅で威嚇を続けるセレナを見てため息をつく。それに対してオレと瑠璃が平謝りをする。
「最初はまあ、知っての通りボコってガチ泣きされて連れてきたんだけどな。その後は調子を取り戻して瑠璃に喧嘩を売ってボロ負けしてまた泣きに入って」
「そのままでは話もできないので荒療治をしようとして失敗したんです」
「シールド・デッキに負けてから吹っ切れてあんな感じに」
「そのデッキは?」
「ほい」
零児がざっとデッキに目を通す。シンクロとエクシーズが1枚ずつ混じっていたためにデッキ枚数は43枚になってはいるが
「これがシールド・デッキだと言われても誰も信じないな」
どう見ても完成された『マジシャン・ガール』デッキに零児がため息をつく。
「いや、本当にショップで3箱程買ってきて目の前で8パック選んで、中身を見てからもう1パック選んで開けただけだから」
「だからと言ってだな」
「その前に私が徹底的に躾けます。この駄犬、一般常識が欠けすぎて周りとのコミュニケーションすらまともに出来ませんから。どれだけ苦労したことか」
うん、大変だった。2回ほど瑠璃から目潰しを食らったぐらいだから。どんな育てられ方をしたんだろう?駄犬はひどい言い方だけど、ポンコツぐらいは許されると思うんだ。
「と言うわけで、遊矢、私の試
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