暁 〜小説投稿サイト〜
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Eipic19-Aその日、ミッドチルダ〜Midchilda Central Office〜
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リーゲンを12発と打ち放って迎撃を強行。先頭のミサイルに巧く着弾したことで誘爆が見事に発生したんだけど、「ヴィータ!」がヘアバンドの娘の斬撃を背中にまともに受けて、そのまま墜落してく。

――ゲシュウィンディヒカイト・アオフシュティーク――

紅翼を羽ばたかせて墜落してくヴィータの元へと急ぐんだけど、ヘッドギアの娘のブーメラン3つが襲いかかって来た。それに彼女もブーメランを手に「おおおおおお!」突撃して来る。

「サイボーグなんだから、そんな簡単に死なないでしょ!?」

わたしの周囲に氷結系魔力によって構成されたベルカ魔法陣を6枚と展開。発生するのは氷のオベリスク、そして周囲に溢れ出す冷気。

「氷牙棘華刃!」

その場で旋回して“キルシュブリューテ”で6本のオベリスクを打ち砕いて、破片全てを無数の氷の刃や礫として上方180度に一斉放射。さらに冷気を周囲に拡散させる。斬撃・打撃・凍結の3属性による、敵陣内での1体多数戦用術式。

(シャルロッテ様の有する氷雪系魔術最強だって話だね)

ホントにギリギリだったけどブーメラン3つは氷の刃と礫で迎撃できて、「体が、凍る・・・!?」ヘッドギアの少女の持つブーメランや右腕、そして後ろ髪を凍結していく。

「(ミサイルの直撃はもう諦めるしかない。ただ、着弾場所に誰も居ないことを祈るしか・・・!)ヴィータ!」

墜落し続けてたヴィータを抱き止める。意識を失ってるようで、ぐったりしてる。さすがのヴィータも、騎士服の防御力だけじゃヘアバンドの娘の攻撃を相殺しきれなかったみたい。それほどの威力を有してるってわけか。

「あとは、あなただけです」

「これ以上の戦闘行為を停止するのであれば、こちらからは攻撃は加えません」

「私をこの程度で撃墜できたとは思わないでいただこう」

光線を操る子供、ヘアバンドの少女、そして体の至るところを凍結されていても問題ないとでも言うようにヘッドギアの少女もわたしの前に立ちはだかった。ヴィータはリタイア、航空隊員たちも全滅してるみたい。

「くっ・・・!」

このまま地上本部にミサイルを撃ち込まれるのを黙って見ているしか出来ないなんて。でもさすがのわたしでもヴィータを抱えたまんまじゃこの娘たちの猛攻を潜り抜け、ミサイルや戦闘機を破壊するのは無理過ぎる。でも、あの術式を使えば・・・或いは。

『もう大丈夫だよ、シャルちゃん、ヴィータちゃん!』

――ストライクスターズ――

『私たちも防衛戦に参加するから!』

――トライデントスマッシャー――

そんな思念通話に遅れて、桜色に輝く砲撃と魔力弾8発、黄金に輝く雷撃砲が地上から放たれて来てミサイルを迎撃した。思念通話の相手、そして攻撃主は「なのは、フェイト!」だ。これで
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