暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic19-Aその日、ミッドチルダ〜Midchilda Central Office〜
[9/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
アバンドを付けた少女、少女か少年か見た目じゃ判別しにくい子供、計3人がわたし達に奇襲を仕掛けてきた。

「墜ちてください」

「その服装、テメェらもシコラクスか!?」

「これ以上の暴挙は許さない」

「そっくりそのまま返してあげる・・・!」

ヴィータに向かって言ったのはヘアバンドの少女で、わたしに向かって来たのはヘッドギアの少女。彼女は左手に持つブーメランを投擲してきたから、わたしは鞘に魔力を付加した上で「せいや!」ブーメランを鞘で迎撃したんだけど、「重っ!?」見た目通りというか、ブーメランを受けた鞘から左手、そして全身へと衝撃が駆け抜けた。

「ふんっ!」

「邪魔を・・・!」

左手は痺れて上手く動かせない。だから右手に持つ“キルシュブリューテ”を頭上で水平に構え、少女の振り降ろして来たブーメランをまともに受け・・・ずに流して捌くことに注力する。直撃と同時に刀身を傾け、彼女のブーメランを滑らせてやった。僅かに体勢を崩した彼女の首筋へ向けて即座に「ぅらぁぁぁっ!」峰打ちを打ち込んだ。

「んぐぁ!?」

少女がよろけたところに、「かはっ・・・!」今度は鳩尾に膝蹴りを入れて、「今は寝てなさい!」その長い後ろ髪を引っ掴んで地上へ向けてぶん投げる。でもその僅かな攻防の所為で「ミサイルが・・・!」撃たれてしまった。

「くそっ・・・!」

ヴィータはヘアバンドの娘と切り結んでいて、航空隊員たちは「うわぁぁぁぁ!」3人目の子供による幾条もの光線によって次々と撃墜されていってる。戦況は最悪。ミサイルを迎撃できるのは今、わたしただ1人だけ。

「光牙――」

――スローターアームズ・クロッシングダンス――

さっきの少女のブーメランが4つと増えて、どこからともなくわたしの元へ飛来した。ああもうマジで「鬱陶しい!!」けど、ここは回避を最優先、魔法はミサイル迎撃の為に使うべき。そう判断したわたしはマギークライスを足元に展開してソレを蹴り、紅翼を折り畳んだ状態で前方へ跳ぶ。

「閃衝刃!」

紅翼を大きく広げると同時に刺突を繰り出し、刀身に纏わせてた魔力を槍として放つ。地上本部、ミサイル、戦闘機、わたしっていう位置からしてもう全弾の迎撃は難しいけど、誘爆を狙えばまだなんとかなるはず。というか、さっさとシールドを再展開してほしいんだけどね。どうせこんな事態になるなんて予想すらしていなかった所為で、再展開に手間取ってるんでしょうけど。

――ISレイストーム――

「んな!?」

光線が網目状に放たれて来て、わたしの閃衝刃をすべて相殺した。それはつまり・・・

「ダメぇぇぇぇーーーー!!」

110発のミサイルが地上本部に直撃することを示していた。でも「させっかよ!」ヴィータがシュワルベフ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ