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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic19-Aその日、ミッドチルダ〜Midchilda Central Office〜
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から少しは回せる! もう少し耐えてくれ!』

『こちら外周南部警備担当、教会騎士団所属のフライハイト! こっちからも増援を送るから、それまで持ちこたえてヴィータ!』

シャルからの通信も入った。ここはアイツに頼るしかねぇ。だから敵の攻撃のことについて伝えようとしたんだが、2発目の攻撃がすぐそこにまで来てた。さっきと同じように1個から10個の何かになって、魔力シールドに着弾。それでとうとう「やられた!」魔力シールドまでもが粉砕された。より一層騒々しくなるミッド地上部隊で構成された警備隊員たち。

『シャル! 南方からシールドを打ち砕いた攻撃が飛んでくる! 高度がかなり高ぇ! 次は丸裸の本部に撃ち込まれる可能性があんだ! それに、六課の探査じゃ32機の熱源もあと少しで姿を見せる!』

『っ! 南方からね、判った! 地上のガジェットやLASの迎撃は部下に任せて、わたしが空に上がる! ヴィータ、迎撃を手伝って!』

『応! リイン、ギンガ! あたしはちょっと席を外すぞ!』

『お気になさらず! 私とリイン曹長で凌げます!』

『です! ヴィータちゃんはヴィータちゃんの戦いを!』

リイン達に連絡を入れたあたしは「おらぁ、これで最後だ!」LASへと8発のフリーゲンを打ち放って、着弾したのを確認してすぐに上空へ目指して高度を上げる。

『ヴィータ副隊長、ロングアーチ03シャーリーです! 32機の機影をカメラで確認できました! 航空機戦隊です! シームルグ、アンドラス、シャックスが各10機ずつの編隊を組み、後方に輸送機マルファスを2機確認できます!』

「(アイツらかよ・・・!)そのデータを各航空部隊にも伝えてやってくれ。あたしとシャルだけじゃ無理だ」

『了解です!』

シャーリーに指示を出し終えた後、「ヴィータ!」シャルと合流した。

†††Sideヴィータ⇒イリス†††

公開意見陳述会の日に推測されてた通り、プライソンが襲撃を仕掛けてきた。ガジェット、それに人の死体をサイボーグに改造したLASとかいう陸戦兵器など、それぞれ3ケタ越えによる包囲戦。本部や応援の地上部隊の戦力は、正直に言うとあんまし使えないレベルだった。別に弱いってわけじゃない。普通に精鋭を名乗れるレベルの強さは持ってる。けど・・・

(ガジェットに決定打を与えられないとなれば、プライソンの兵器戦じゃ役には立たない)

その魔法のほぼ全てがAMFに拒まれちゃってた。LASはLASで撃破は出来たりしてるけど、元が死体ってことで腐乱した肉片や体液を撒き散らした。それからは阿鼻叫喚。内臓や体液を体に被った隊員たちも居て、みんな盛大に吐いては卒倒した。それを遠巻きに見てたわたしですら卒倒しかけて、なんとか耐えても吐き気がとんでもなかった。うちの部
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